かつての日曜夜の定番アニメ『世界名作劇場』シリーズで「もっとも感動した作品」は?の画像
画像は『フランダースの犬』DVDメモリアルボックス パッケージより
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 かつて日曜夜のアニメの定番と言えば、日本アニメーション制作の『世界名作劇場』シリーズだった。フジテレビ系の地上波で1975年の『フランダースの犬』から1997年の『家なき子レミ』までの23作品が放送。その後BSフジで放送された3作品を含めた計26作品が存在している。

 また、今年6月には『フランダースの犬』の放送から45周年を記念した「世界名作ノスタルジア」という新プロジェクトも始動。“大人向け”をコンセプトにしたグッズ展開などが行われるそうで、その第1弾タイトルには『ロミオの青い空』が選ばれている。

 そこで今回は『世界名作劇場』シリーズの中で「もっとも感動したアニメ作品」をリサーチ。40代から50代の男女200名を対象にアンケート調査を実施した。(アンケートサイト「ボイスノート」協力)

 まず第5位(5.0%)にランクインしたのは、『あらいぐまラスカル』(1977年放送)。世界名作劇場の3作目にあたる同作は、動物好きの少年・スターリングとアライグマの子ども「ラスカル」の心温まる交流を描いた物語。ラスカルをこよなく愛するスターリングがさまざまな不幸が重なってミルウォーキーに旅立つことになり、ラスカルを森に帰す別れのシーンに感動した人は多いことだろう。ちなみにラスカルの声は、『ドラゴンボール』の孫悟空役などで知られる野沢雅子だった。

 第4位(5.5%)には、世界名作劇場の5作目になる『赤毛のアン』(1979年放送)がランクイン。そばかすと赤い髪がトレードマークの孤児の少女アン・シャーリーが主人公。男の子の養子が欲しかった老兄妹の家に手違いで送られたアンだったが無事引き取られ、養母マリラからは厳しくも愛情を持って育てられる。聡明な女の子に成長していくアン。そして厳格なマリラとその兄マシュウは、そんなアンを温かく見守りながら年老いていく。そこに血のつながりはなくても確かな絆と愛情が感じられ、マシュウとの突然の別れの場面は涙なしには見られなかった。なお、同作の演出を務めたのは後にスタジオジブリ作品を手がける高畑勲氏で、15話までは宮崎駿氏も製作に携わっている。

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