■2位にランクインした意外なタイトルとは!?
第2位(8.5%)に支持されたのは、『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズ(任天堂)だった。ほかの格闘ゲームと比べると少々異なる作品ながら、今回のアンケートで多くの票を集めた。「スマブラ」の愛称で知られる同作には、任天堂ゲームのマリオやリンク、ピカチュウといった人気キャラクターたちが出演。2018年に発売されたNintendo Switch用ソフト『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』は、国内だけで400万本を超えるメガヒットを飛ばした。従来の格闘ゲームと違うのは、相手の体力ゲージをゼロにするのではなく、ステージ場外に落下させたら勝利となる点にある。また、最大4人(作品やモードによっては8人)で同時対戦できるのも『スマブラ』ならではの特徴だ。
「複雑なコマンド入力をしなくていい点が好き」(31歳・男性)、「みんなでワイワイ遊べるから」(30歳・男性)、「お祭り的な感じで、いろんな任天堂キャラが使えるのが楽しい」(44歳・男性)、「子どもと一緒に遊べるタイトルだから」(49歳・男性)など、「スマブラ」の操作のシンプルさや、大人数で遊ぶのに適した内容も好評だったようだ。
そして第1位(45.5%)は大方の予想通り、圧倒的な支持を集めた『ストリートファイターII』シリーズ(カプコン)だった。現在まで続く対戦型格闘ゲームのベースとなるさまざまな要素が盛りこまれ、ゲームセンターで見知らぬ人同士が対戦プレイで盛り上がるムーブメントの土台を作った、まさにエポックメイキングな作品。アーケード版は2004年発売の『ハイパーストリートファイターII』までシリーズが続き、コンシューマー版は1992年発売のスーファミ版『ストリートファイターII』を皮切りに、2017年発売のNintendo Switch版『ウルトラストリートファイターII』に至るまで、実に幅広いハードでリリースされている。
「ストII」を選んだ人からは「シンプルなのに奥が深い」(35歳・男性)、「一番やりこんだゲームで愛着がある」(39歳・男性)、「当時は本当に革新的なゲームだったから」(38歳・男性)、「必殺技を出すだけで快感」(42歳・男性)、「コマンド入力で技を出すのが当時は斬新に感じた」(43歳・男性)などが理由として挙がっていた。