ワンピ、キン肉マン、3月のライオン…傑作漫画を彩る“名脇役キャラ”の存在の画像
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 主人公やライバル、ヒロインといったメインキャラクターの陰で、物語を彩る“サブキャラクター”たち。“脇役”とも言われますが、良いドラマは彼らの存在なくしては成り立ちません。

 なかでも主人公たちを引き立て、自らも印象を残した脇役は“名脇役”と呼ばれます。たとえばテレビドラマでいうと、ムロツヨシさん、古田新太さん、松重豊さん、そして先月死去された志賀廣太郎さんといった方々は、その道で有名な役者と言えるでしょう。

 では、漫画の世界ではどうでしょうか? もちろん、こちらにも実写ドラマに負けず劣らずの名脇役たちが存在します。主役ほどの輝かしいスポットは浴びなくても、自然と読者の記憶に残るキャラクターたち。今回はそんな漫画の名脇役キャラクターを、いくつかの名作からピックアップしたいと思います。

 なお、あくまで筆者の個人的な見解なので「いや、そいつは名脇役じゃねーよ」といった異論や反論もあるかと思いますが、そこはご理解いただければ幸いです。

■名脇役の宝庫『ONE PIECE』

 漫画史上、屈指のキャラクター数を誇る作品と言えば尾田栄一郎氏の『ONE PIECE』。連載23年目となる今も、次から次へと新キャラクターが登場し、総キャラクター数はおそらく1000人近くになることでしょう。

 そんな大作だけに、一般的に名脇役と呼ばれるキャラクターも数多く、海軍本部のスモーカー大佐、オフィサーエージェントのMr.2ボン・クレー、バギー海賊団船長のバギー、賞金稼ぎのジョニーとヨサクなどなど……出るわ出るわという状態。そこからさらに厳選するとなると目移りしてしまいますが、筆者としては「ゴール・D・ロジャー(ゴールド・ロジャー)」を推したいと思います。

 ロジャーは伝説の海賊王で、ルフィはその海賊王を目指しています。そういった意味では、メインキャラクターの「さらに上の存在」といっても過言ではありません。本来であれば脇役とは呼べないポジションかもしれませんが、過去の人なのに物語の核心にいる点に着目しました。

 いまだにロジャーにまつわる謎は多く、ところどころの回想シーンのみで存在感を示しているのも個人的にポイントの高いところ。ルフィのあの麦わら帽子はロジャーからシャンクスを経て、そしてルフィに託されたというエピソードはとても良いですよね。

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