■ラクをすることに特化したシステム!?
クエストの戦闘は、5人のうちの3人のパーティメンバーを操作して敵と戦います。残りの2人は誰かが戦闘不能になると交代して登場。リアルタイムバトルで、ステータスの「敏捷性」が高いキャラクターから順に行動します。
また、キャラやモンスターのスキルには「属性」が存在し、これがけっこう重要。不利属性の最高レアリティのキャラより、相手の弱点となる属性を持つ低レアリティキャラのほうが有利に戦えることもあるので覚えておきましょう。
そしてクエストに定められた3つ条件(たとえば戦闘不能人数が一定以下、○○秒以内にクリアなど)をすべて達成してクリアすると「完全達成!」となります。
一度でも「完全達成!」したクエストは、以後「スキップチケット」というアイテムを使うことで、面倒な戦闘をすっ飛ばしてドロップアイテムをゲットすることが可能。ほかのスマホアプリでは、素材集めで同じクエストを周回させられることが多々ありますが、『このファン』ではそうしたタイムロスを最小限に抑えて、ストレスフリーで遊びやすいのが特長です。
ちなみに、スキップチケットはデイリーミッションなどでたくさんもらえるので、どんどん使っちゃいましょう。
■ストーリーは全編フルボイス!
そして『このファン』の真骨頂は、アニメファンを意識した作りこみのスゴさです。オープニング映像は新曲&新規アニメーションで、作り手の本気度を感じます。しかもストーリーシーンは、2Dの絵を立体的に動かす“Live2D”技術を採用。かわいく動くキャラとイベントスチルで表現され、そのうえ全編フルボイスなのはたまりません。
キャラの表情も豊かで、アニメで定評のあった「アクアの顔芸」なども見事に再現されています。アニメ1期、2期の内容をまとめた原作ストーリーを追体験できるうえに、ゲームオリジナルのストーリーもばっちり堪能できます。
しかも、まだアニメ化されていない原作エピソードに登場するキャラ「アイリス」や「セシリー」も実装済み。アニメ版に先駆けてボイスまで実装されているので、ファンは見逃せません!
■キャラクターの“残念具合”の再現度高し
ストーリーだけでなく、実はゲーム中のキャラクターの能力も原作を踏襲しています。特にメインキャラの特徴は、きっちりと残念な部分まで忠実に再現。たとえばアクアのステータスは幸運値が極端に低く、原作でのアクアの天敵モンスターだったジャイアントトードには、必殺スキル「ゴッドブロー」でもほとんどダメージが出ません。
めぐみんの必殺スキル「エクスプロージョン」は使うと特大ダメージを与えるのと引き換えに、その場で戦闘不能になってしまう点も原作そのままです。
正直、ゲームのキャラとしては使い勝手はすごく悪いですが、これこそが『このすば』のノリなんですよね。
というわけで、私が『このファン』やってみた感想をざっと紹介させていただきました。実はリリース初日からプレイしてきて、すごく楽しませてもらっています。いろんな意味で、ここまで原作愛を感じるスマホアプリはなかなかお目にかかれないので、『このすば』ファンなら一度は遊んでみることをオススメしますよ!