■「初」ぞろいだったスーツアクター
さて、そのリュウソウジャーのスーツアクターさんは若手ぞろいプラス「初」が多いんです。リュウソウレッドの伊藤茂騎さんは「初」のレッド、リュウソウグリーンの蔦宗正人さんはテレビレギュラーが「初」、ゴールドの岡田和也さんは戦隊レギュラーが「初」でした。
ただ「初」とはいえ、ひとつ補足してきたいのは、蔦宗さんはテレビレギュラーこそ初ですが、それまでシアターGロッソで何度もレッドやメインキャラクターを演じてきた名アクター。地盤がむちゃくちゃ固まっており、満を持して出演した人なんです。よくM-1決勝で、初めて見たコンビが、「なに? この人たち面白い!知らなかった!」って話題を集めますよね。ただ、ああいったコンビは、もう劇場では既に面白いコンビとして有名で、ただ広く知られてなかっただけというケースが多いんです。
それと同じで、蔦宗さんも既に劇場(シアターGロッソ)では常連組の安定したメンバーの1人でした。“ミスター平成仮面ライダー”こと高岩成二さんも、テレビ初レギュラーを獲得するまではずっと後楽園でメインキャラクターを演じ続けていました。選ばれるのにはちゃんと理由があるってことです。
話は戻りまして、ブルーの高田将司さん、ピンクの下園愛弓さんは近年の戦隊を支える頼もしい若手メンバーです。まぁ若手と言えど皆さんそれなりにキャリアがあります。僕が今年で39歳ですがいまだ若手芸人とくくられるのと同じことかもしれません。