■逆にDCからのパクリ例もあり

●パクリ=アクアマン(DC)
●パクられ=ネイモア・ザ・サブマリナー(マーベル) 

 かように、マーベル・コミックスにキャラクターをパクられ放題に見えるDCコミックスだが、実はけっして清廉潔白というわけではない。逆にマーベルからパクっている作品もあるのだ。 

 2018年の映画『アクアマン』の主人公は、『More Fun Comics』73号で1941年に漫画デビューしたが、それに先立つこと2年前、『ネイモア・ザ・サブマリナー』というキャラクターが、『Marvel Comics』1号にてお目見えしている。

 大西洋に沈むアトランティス王国の王位後継者で、陸上人とのハーフ、海底でも息のできる特殊な肺と深海の水圧にも負けない強靭な肉体を持ち、魚や海の生き物と意思疎通ができる……と、ほとんど同じ設定。

 おまけにパクられ元のサブマリナーは、くるぶしのところに付いたトビウオみたいな小さな羽の力で、空を飛ぶこともできる。さすがにバカバカしかったのか、DCのアクアマンはそこだけはパクらなかったようだ。

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 かように、パクリパクられのアメコミ界。だが、日本の漫画だって、イタダキばっかりなのに面白い作品がゴロゴロしている。著作権の侵害は絶対にいけないけど、他の作品からインスピレーションを得て、さらに面白い作品を作ってもらいたいものですな!

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