12月16日に放送された『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)に、メイプル超合金のカズレーザー(35)が登場。ゲームメーカー・SEGAのゲーム機「メガドライブ」を徹底解説し、ゲームファンを大興奮の渦に巻き込んでいたようだ。
任天堂が生み出した家庭用ゲーム機「スーパーファミコン」に対抗するべく、1988年にセガから発売されたメガドライブ。この日の放送では「しくじり企業SP」と題し、メガドライブに関する“大企業のしくじり教訓”を学ぶことに。
実際にSEGAのベテラン社員に直接取材を敢行し、開発秘話を聞いたカズレーザーは、メガドライブが任天堂に惨敗した理由を「チャレンジ精神が度を超えていたから」と解説する。
ゲームソフト『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』の登場により、アメリカで大好評を博したメガドライブ。しかし日本では任天堂に負けていたため、SEGAは日本でもヒットさせようと“強化パーツ”でパワーアップを試みる。そこで発売されたのが「メガCD」というCDタイプのソフトがプレイできる付属品。ただメガCDはメガドライブ本体よりも大きい上、値段が4万9800円(当時)と簡単に手に入れられるような金額ではなかったのだ。
その後も“ゲームソフトを半分に分けて発売”といったチャレンジや、自宅でカラオケが楽しめる付属品「メガCDカラオケ」、電話回線からゲームをダウンロードできる「メガモデム」などを次々に販売。さらにソニーが発売した家庭用ゲーム機・プレイステーションにも対抗するため、「スーパー32X」というパワーアップ機器を打ち出す。最終的にメガドライブは原型が分からなくなるほどの変貌を遂げ、ファンの間で「メガドラタワー」と呼ばれ人気を集めたが、残念なことにプレステの大ヒットの影に埋もれ、“忘れ去られた負の遺産”になってしまった。
メガドライブの真実に、視聴者からは「メガドラタワーの話がテレビで聞けるとは思わなかった」「ほとんど魔改造みたいになってて草」「SEGAの攻めている感じがやっぱり好きだな」「メガドラは最高のゲーム機だったと思います!」「メガドライブは数々の伝説を残したな」「メガドラ大好きだよ! まったくしくじってないですよ」といった反響が続出した。
「今年9月には42タイトルが遊べるメガドライブミニも“令和初ハード”として発売となりましたし、セガファンにとってうれしいニュースが続いています。10月にはタカラトミーアーツからメガドラのガチャガチャが発売となりまして、メガCDやスーパー32Xなど全コンプするとメガドラタワーが完成するという見事すぎる出来で話題になりました。今回の番組ではラストに第二弾のドリキャス編の放送もほのめかされていましたし、期待したいところですね」(ゲームライター)
放送終了後、SEGAの公式ツイッターには「しくじり先生のご視聴ありがとうございました!『メガドライブ』は、手のひらサイズのハード『メガドライブミニ』として生まれ変わり、しくじっていない名作42本をまるっと収録して、大好評発売中」といった宣伝が投稿されていた。やはりSEGAはしくじってない!