赤塚不二夫氏の人気漫画「おそ松くん」のキャラたちの未来を描いたテレビアニメ『おそ松さん』の舞台化第3弾『おそ松さん on STAGE ~SIX MEN’S SHOW TIME3~』の東京公演が11月28日に舞浜アンフィシアターで開幕となった。
初回公演に先立ち、公開ゲネプロ&囲み会見が開かれ、6つ子のおそ松を演じる高崎翔太、カラ松役の柏木佑介、チョロ松役の植田圭輔、一松役の北村諒、十四松役の小澤廉、トド松役の赤澤遼太郎、さらに6つ子のイケメンバージョン・F6を演じるF6おそ松役の井澤勇貴、F6カラ松役の和田雅成、F6チョロ松役の小野健斗、F6一松役の安里勇哉、F6十四松役の和合真一、F6トド松役の中山優貴の12名が登壇し、意気込みを語った。
これまで2016年、2018年と2度に渡って舞台化され、大ヒットを記録してきた同作。第3作となる『おそ松さん on STAGE ~SIX MEN’S SHOW TIME3~』の東京公演はこれまでよりも規模の大きい舞浜アンフィシアターでの公演となるが、チケットは全公演即完売。最終日となる12月8日の公演は、全国66か所でライブビューイングが行われることが決定した。
今回の舞台では松野家の1年間の騒動が月ごとに描かれる。シリーズ通して人気の高いライブパートでは、今作でも新曲を披露。また新キャラクターである橋本にゃー(髙石あかり)の登場や新衣装のお披露目など、見どころたくさんの舞台となっている。
■パワーアップは「会場」!?
囲み会見では第3弾でパワーアップした内容についておそ松役の高崎がコメント。「(パワーアップしたのは)会場の大きさですかね」と場を笑わせつつも、「ワンとツーではみんな一生懸命で、いろいろ探す作業で終わってたんですけど、これまでの公演を経て一体感とか、グルーブがまとまって。F6のみんなはダンスの覚えがめちゃくちゃ早かったり。わりと中日ぐらいの完成度で、初日の幕を開けることができました。僕たち自身、パワーアップしてるんです!」とアピールし、「いつも以上に笑えるんじゃないかと思います……あ、これ見出しになっちゃう!? なっちゃう!?」と周りに尋ねると、チョロ松役の植田からは「いや~、見出しには弱いね」と冷静にツッコミを受けていた。
カラ松役の柏木は「“そこまで露出するんだ!?”ってところに注目してください」と作中での体を張るシーンが注目だとコメント。十四松役の小澤は、「華やかなプロジェクションマッピングがあったり、6つ子のテンポのよいコントがあったり、ず~っと楽しい舞台になっている」と見どころを紹介。トド松役の赤澤は27日に行われたというリハーサルに触れ、「やっぱり6つ子のチームワークの良さが見どころじゃないかなと思いますね」とコメント。続けて、「どんどん新しいことが生まれてきて。日々、楽しいことが更新されていくんです。ぜひその瞬間を目の当たりにしていただきたいですね。舞浜にある“夢の家”にお越しください」と語ると周囲からは「おお~!」とちゃちゃが入り、高崎が「隣は夢の国だもんね!」とツッコミ。会見でも舞台さながらに6つ子らしいワチャワチャとしたやりとりが行われた。
11月24日に行われた兵庫公演の千秋楽で、来年2月の単独セカンドライブツアーが発表されたF6。F6おそ松役を演じる井澤は新曲について、「これまでのダンスナンバーと違ってコール&レスポンスで盛り上がる曲で、お客さまがいて初めて完成する楽曲となってるんです」と注目ポイントを明かし、「来年のセカンドツアーでも、もちろんやらせていただきます。だから、そのときまでにコールアンドレスポンスもひとりでも多くのお客さまに広めていきたいですね」と力を込めた。
上演時間は休憩なしの約2時間30分。公演は12月8日まで舞浜アンフィシアターで行われる。