『ハリポタ魔法同盟』好調「部屋の中にハグリッド」シュールな世界観人気

　７月２日にＪ・Ｋ・ローリング氏によるファンタジー小説『ハリー・ポッター』シリーズの世界を舞台としたスマホアプリ『ハリー・ポッター：魔法同盟』が日本国内で配信スタート。好評の声が上がっている。

　同アプリは『ポケモンＧＯ』を手がけたナイアンティックが開発に携わった「ＡＲ位置情報ゲーム」。プレイヤーは魔法界の秘密を守るため、マグル（非魔法族）の世界にあふれ出した魔法生物や、さまざまな物体を回収していく。ゲームシステムとしてはスマートフォンのカメラを通して、魔法の世界を現実のように体験できるのが大きな魅力だ。

「街中で見つけたオブジェクトを回収していくシステムが『ポケモンＧＯ』と似ているため、一部では“ハリポタＧＯ”という呼び方が定着しつつあります。ですがこのゲームではモンスターだけでなくハグリッドなどの人気キャラクターも回収の対象となっているので、類似ゲームとのギャップに驚いてしまうプレイヤーが多いようですね」（ゲーム誌ライター）

　アプリを始めて最初に操作を説明されるチュートリアルでは、さっそくハグリッドの回収が命じられる。実際にプレイした人からは「魔法生物を捕まえるのかと思ったらいきなりハグリッドが出てきて笑った」「絵面がシュールすぎて逆に面白い」「部屋の中にハグリッド出現したから爆笑しながら捕獲した」といった声が上がっている。

　その一方、原作ファンにとってうれしい要素も多く実装され、ハリーやハーマイオニーなどおなじみのキャラクターが大人になった姿で登場。日本語音声は映画版の吹き替え声優と同じキャストが担当しているため、「ハリーたちの声が映画と同じでかなりテンション上がる」「久しぶりにみんなの声が聞けてめちゃくちゃ感動的」と高く評価されていた。

　公式ツイッターの発表によると売上も順調で、配信初日からＡｐｐ　Ｓｔｏｒｅの「トップ無料Ａｐｐ」と「ゲームランキング」で１位を獲得。どれだけ多くのファンを定着させられるか、今後の展開に注目していきたい。