■ゲーム発売から約2年間も発見されなかった伝説のアイテム
『アーク2』において、なかば伝説となっているのが「マーリンの書」というアクセサリーの存在だ。なんと、このアイテムは発売から2年近くが経過し、ようやく発見された。もともとデータが存在することは確認されていたが、入手方法が不明だったため、開発時の没アイテムと思われていたほどである。
マーリンの書が入手できる場所はパレンシアタワーの77階。しかし普通にプレイすると、その77階には絶対行くことができない。
実はマーリンの書が入手できる階層に行くには、パレンシアタワーの特定のエレベーターのスイッチのオンとオフを何度か繰り返す必要がある。その条件を満たすと、宝物庫への道が開かれ、目玉アイテムとして配置されているのだ。
ストーリー進行上、スイッチを一度オンにすれば先に進むことができる。オンオフを繰り返す必要など微塵もないため、2年間もその隠しフロアは発見されなかったのだろう。
ちなみに一応ヒントらしきものは存在していた。ほかのスイッチは一度操作すると操作不能になるが、このエレベーターのスイッチだけは何度も操作できたのだ。そのかすかな違和感を頼りに何度も操作を繰り返し、最初に隠しフロアを発見した人は、相当洞察力の優れた人だったのではないだろうか。
そしてマーリンの書の効果は「フロアアイテムの入手率を10%になる」というシュウ専用の装備品で、かなりの優れものだった。
筆者が『アーク2』をプレイしていた時はマーリンの書の存在すら知らず、発見から数年が経過してからその事実を知った。当時、今のようにSNSが普及していたら、ネット上は大騒ぎになっていたことだろう。
隠し要素が満載だった『アークザラッドII』の中でも、今回は特に幻とされている激レアアイテムを振り返ってみた。発売からちょうど30年が経過した『アーク2』だが、それらを入手するために苦しんだ記憶は意外と残っていることに驚かされる。
そして『アーク2』は隠し要素だけでなく、シミュレーションRPGとしても非常に完成度が高い。現在では遊べる環境は限られているが、未プレイの人にぜひおすすめしたい90年代の傑作RPGだ。


