30周年『アークザラッド2』入手困難すぎて泣いた「激レアアイテム」の記憶 発売後2年間発見されなかった「幻の装備」も…の画像
プレイステーション『アークザラッドII』(ソニー・コンピュータエンタテインメント) (C)1996 Sony Computer Entertainment Inc.

 1996年11月1日、初代PlayStationを代表するシミュレーションRPGの傑作『アークザラッドII(以下アーク2)』(ソニー・コンピュータエンタテインメント)が発売。2026年で、発売からちょうど30年の節目を迎えた。

 この『アークザラッド』シリーズは、『ワイルドアームズ』シリーズ、『ポポロクロイス』シリーズとともに「SCE3大RPG」と称されたほど、高い人気を誇るシリーズ作品だ。

 『アークザラッド』シリーズの中でも、特に『アーク2』はファンからの人気が高かった。前作『アークザラッド』から続くストーリーは圧倒的なボリュームがあり、前作主人公のアークと、今作主人公のエルクが交錯する物語は多くのプレイヤーを惹きつけた。

 また、前作のセーブデータがあれば特典が得られる仕様も採用。現代のゲームでは珍しくないが当時はまだ目新しく、ワクワクしたのを覚えている。

 そして『アーク2』で特徴的だったのが、多彩な隠し要素の存在だ。初見プレイでは発見することすら難しい隠しアイテムも多く、それが『アーク2』のやりごたえを象徴していた。そこで今回は、筆者が初見プレイ時は存在すら確認できなかった「入手困難な幻のアイテム」を、あらためて振り返ってみたい。


※本記事には、作品の核心部分の内容も含みます。

■ゲーム開始直後に入手可能……だけど初見プレイ時の発見は至難の業!?

 『アーク2』をプレイして、一番最初に登場する隠しアイテムが「疾風のバンダナ」だ。その入手のチャンスは、なんとプロローグにあった。

 主人公のエルクが空港での事件に臨むプロローグのシーン。空港で犯人が人質をとっていたが、エルクの介入によって人質は逃亡する。人質を失った犯人は、空港に停泊している飛行船に逃げ込み、エルクはそれを追いかけるという流れだ。

 そしてこの時が、本編で疾風のバンダナを入手する唯一のチャンスとなる。犯人を追いかける前に、人質になっていた女性に話しかけることで疾風のバンダナが入手できるのだ。

 とはいえ状況は緊迫しており、普通は犯人を追いかけたくなるのが心情。それに画面内には人質の女性の姿はなく、空港のマップを探索しなければ発見できない場所にいる。

 筆者も初見プレイ時は当たり前のようにスルーしてしまったが、ほとんどのプレイヤーが取り逃したのではないだろうか。

 こういったパターンがあることを知ってからは、自由に行動できるようになったら、まずは先を急がず、できるだけ探索するようになったのは言うまでもない。

 なお、この疾風のバンダナは、前作『アーク1』でも最序盤の隠しアイテムとして登場。シリーズを通してプレイした人は、思わずニヤリとさせられる共通設定だ。

■入手不可能なケースもありえた、条件が厳しすぎる激レア武器

 続いても幻のレアアイテムとして知られる「炎の剣」を紹介したい。本編において炎の剣が入手できるチャンスは、エルクの夢で行われる1回の戦闘のみ。しかも、手に入る確率は相当低い。

 ここで炎の剣が入手できることを知っているなら、ゲットするまで何度もやり直す必要があるだろう。しかし直前のセーブポイントは遠く、イベントも挟むため、リセットとロードを繰り返すのは正直効率が悪い。

 そこで定石となるのが「全滅プレイ」と呼ばれる方法だ。その戦闘で全滅すれば戦闘の最初からやり直せるので、容易に試行回数を増やすことができる。だが、炎の剣が幻のレアアイテムといわれているのは、場合によっては、その全滅プレイすら許されない状況がありうるからだ。

 このボス戦はエルク1人で4人の敵と戦うことになる。一見、わざと負けるのは簡単そうに思えるが、実はエルクが育ちすぎていると詰んでしまう可能性がある。

 本来この戦闘はイベント戦闘のようなもので、基本的にエルクが負けることはない。わざと負けようと思っても、エルクが強すぎるとそれすら難しくなってしまうのだ。

 エルクは『アーク2』の主人公で能力が高く、使い勝手もいい。普通に冒険していれば、頼もしい主力キャラに成長しているはず。そうなると、このイベント戦闘で全滅プレイをしたくてもできない状況が起こりうる。

 ここで炎の剣を入手するには、序盤から意図的にエルクを成長させず、戦闘時は反撃を行わない装備に変更して全滅しやすくする必要がある。当然そんなことを初見プレイ時に行えるはずがないのである。

 おそらく、初見時に本編で炎の剣を入手できたのは、最初の戦闘で奇跡的にドロップした場合のみだろう。なお、この炎の剣は、のちに光の剣という強力な武器を作るための合成素材となる。できれば取っておきたい貴重なアイテムなのだ。

 個人的に『アーク2』において、この炎の剣を入手するのがもっとも大変だった記憶がある。もちろん初見プレイ時に武器の存在や入手方法が分かるはずもなく、2周目以降のプレイで苦しみながら、ようやく入手した思い出の武器だった。

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