ほとんど同じゲームなのに「2種類のタイトル」が存在…コナミ「名作シューティング」にまつわる未解明の謎【ハードオフ大竹店長の「レトロゲームちょっといい話」】の画像
『ハードオフTOKYOラボ吉祥寺店』大竹剛店長(写真/ふたまん+編集部)

 数万円から数十万円の値段がつくこともある「レトロゲーム」の世界。そんなソフトがズラリと揃う『ハードオフTOKYOラボ吉祥寺店』の店長にして、自身も大のゲームコレクターである大竹剛氏が、毎回1本のソフトを語るこの連載。今回、ショーケースに並ぶソフトの中から取り上げるのは——?

■シリーズ第2弾『沙羅曼蛇』と瓜二つのゲームとは?

ハードオフ大竹店長の「レトロゲームちょっといい話」第65回

 

 『ハードオフTOKYOラボ吉祥寺店』の店長、大竹剛です。前回取り上げた、コナミのシューティングゲーム『グラディウス』シリーズについては、まだまだ話題が尽きません。

 シリーズ2作目となる『沙羅曼蛇』(1986年/ファミコン版は1987年)もかなり遊びました。地元・新潟で、友だちがよく行っていたゲームセンターに入荷したのを聞いて、出向いてプレイしたのを覚えています。というのも、『沙羅曼蛇』はステレオサウンドだったんですが、当時は専用筐体じゃないとステレオに対応していませんでした。私の近所に専用筐体は、しばらくの間、そこのゲーセンにしかなかったんですよ。

 サウンドを聴いて、もう感動しましたね。ステレオで流れるBGMがどうしようもなくきれいで、ラジカセを持参して録音しました(笑)。特に好きだったのは4面です。『沙羅曼蛇』には横だけじゃなく、縦スクロールのステージもありますが、4面がまさにそう。縦スクロールで火山地帯の上空を行くシーンのBGMはお気に入りでした。また、横スクロールで炎の惑星をくぐっていく、3面のBGMもよかったですね。

 この『沙羅曼蛇』に似て非なる作品で、『ライフフォース』(1986年)というシューティングゲームがあるんですよね。内容はほとんど同じなんですが、ちょっとだけ変更されている部分があります。

 たとえば、パワーアップの方式が違っていました。『沙羅曼蛇』では、カプセルごとに対応する装備が決まっていて、取るとすぐパワーアップ効果が発揮されます。でも『ライフフォース』のほうは『グラディウス』と同じシステム。取りたい装備までゲージを貯めてパワーアップしていく方式です。

 でも、ファミコン版の『沙羅曼蛇』は、『ライフフォース』と同じパワーアップ方式になっていました。だから、『沙羅曼蛇』というより、むしろ『ライフフォース』の移植なんじゃないか……そう思っていましたね。ほかにも、『ライフフォース』には『沙羅曼蛇』では使われてない曲が流れるステージがあったりもしました。

 この『沙羅曼蛇』と『ライフフォース』の関係は、いまだによくわかっていません。当初は『沙羅曼蛇』の海外版が『ライフフォース』だと理解していて、てっきり日本には置いてないと思い込んでいたんです。でも、国内でも出回っていたようで……。

 調べてみると、『沙羅曼蛇』の海外版である『ライフフォース』と、それを国内向けにアレンジした『ライフフォース』(1987年)とが、それぞれ存在するようです。誰か、そのあたりの背景をちゃんと説明してくれませんか(笑)。

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