ファミコン名作『グラディウス』いまだに忘れられない「絶望のウソ技」 思わず雑誌を恨んだ思い出…【ハードオフ大竹店長の「レトロゲームちょっといい話」】の画像
『ハードオフTOKYOラボ吉祥寺店』大竹剛店長(写真/ふたまん+編集部)

 数万円から数十万円の値段がつくこともある「レトロゲーム」の世界。そんなソフトがズラリと揃う『ハードオフTOKYOラボ吉祥寺店』の店長にして、自身も大のゲームコレクターである大竹剛氏が、毎回1本のソフトを語るこの連載。今回、ショーケースに並ぶソフトの中から取り上げるのは——?

■朝イチでしか聞けない!?『グラディウス』の秘密のBGM

ハードオフ大竹店長の「レトロゲームちょっといい話」第64回

 

 『ハードオフTOKYOラボ吉祥寺店』の店長、大竹剛です。以前『ツインビー』シリーズの思い出をお話した回がありましたが、同じコナミのシューティングゲームでは『グラディウス』シリーズも好きでした。

 初代(1985年)はアーケードゲームとして登場しました。宇宙が舞台の横スクロールシューティングで、カプセルを取ってパワーアップゲージを貯め、装備を選ぶ仕組みです。装備のひとつにレーザーがあるのですが、その発射音が透き通るようなサウンドで、ゲームセンターに響いていたのが大好きでしたね。

 初代『グラディウス』が出た頃、私は高校生でした。ゲームセンターって、昔は24時間営業だったんですが、ちょうどこの頃風営法が改正されて、深夜0時で閉店するようになったんです。で、早朝から再び営業がはじまるんですよね。

 私は夏休みには朝イチバンに足を運んでいました。というのも、開店に合わせて、お店の人が電源を入れるんですけど、そうすると起動するときにしか鳴らない曲が聞けたんですよ、『グラディウス』は。それを聞きたくて、録音したくて、早朝に行っていたわけです。

 で、実はこのゲームセンター、お隣が刑務所でして……。ある朝、いつものようにお店に行ったら、塀の前にスーツを着た人たちがズラーッと並んでいたことがあったんですよ(笑)。誰か偉い人が出所するのかなあと、映画のようなシーンにビックリした記憶があります。

 そのゲームセンターは、今はもうありません。メーカーとは関係のない独立系の経営で、うどんやトーストなんかの自販機もありました。ほんと大好きなお店でしたね。

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