2022年に放送されるやいなや爆発的な人気を獲得し、大ヒットを記録したA-1 Pictures制作の『リコリス・リコイル』。同作は犯罪を未然に防ぐ秘密組織DA(Direct Attack)に所属する少女エージェント「リコリス」の活躍を描いたオリジナルアニメである。
圧倒的な戦闘力を誇る錦木千束と、クールで効率重視の井ノ上たきながバディを組み、さまざまな事件に挑んでいく姿が大きな魅力。だが喫茶「リコリコ」のメンバーや、DA東京支部のファーストリコリス・春川フキなど、個性豊かな頼れる仲間の存在も欠かせない。
本稿では、千束とたきなの最強バディを陰から支えた「有能すぎる仲間たち」の魅力に迫る。
※本記事には『リコリス・リコイル』の核心的な内容を含みます。
■最強ハッカーなのに生意気でかわいい「クルミ」のMVP級の活躍
前線で戦う千束とたきなをサイバー戦で支えたのが、「ウォールナット」の名で知られる最強クラスのハッカー・クルミだ。幼い少女のような姿だが、DAの中枢を司るAI「ラジアータ」をハッキングしたり、情報部を上回る精度で画像を解析したりと、その能力はまさに規格外。
英語も堪能で誰にでもタメ口、大人びた会話を繰り広げるなど年齢不詳で謎の多い少女だ。そんな彼女はアラン機関に探りを入れたことで命を狙われ、身を隠すために喫茶「リコリコ」に居候することになった。
多少のことでは動じない落ち着いた性格だが、ふだんの生活はぐうたらで子どもっぽさもある。この「超一流の頭脳」と「生意気な子ども」のギャップこそ、クルミが愛される理由だろう。
戦闘時も、クルミは高度な情報処理能力を生かして敵の所在を特定したり、ドローンを操作して千束たちを攻撃から救ったりといった活躍を見せる。なかでも圧巻だったのが、第12話「Nature versus nurture」で見せた逆転劇だ。
テロリストを率いる真島によって「リコリス」の存在が世間に明らかになるも、クルミが流出した映像を「延空木の新アトラクション」の宣伝映像へと偽装したことで隠ぺいに成功。
絶体絶命の状況をひっくり返す彼女の機転がなければ、機密保持のため「リコリス」は処分されていた。このクルミのMVP級の活躍が、千束とたきなの日常や居場所を守ったといえるだろう。


