数万円から数十万円の値段がつくこともある「レトロゲーム」の世界。そんなソフトがズラリと揃う『ハードオフTOKYOラボ吉祥寺店』の店長にして、自身も大のゲームコレクターである大竹剛氏が、毎回1本のソフトを語るこの連載。今回、ショーケースに並ぶソフトの中から取り上げるのは——?
■大ヒットした『聖剣伝説』や『ネメシス』も定価超え
ハードオフ大竹店長の「レトロゲームちょっといい話」第63回
『ハードオフTOKYOラボ吉祥寺店』の店長、大竹剛です。前回、前々回とゲームボーイ用ソフトのお話をしました。特に高額化しているタイトルをピックアップして紹介しましたが、全体的に価格が上がっているのは間違いありません。
たとえば、スクウェア(当時)の人気アクションRPGシリーズ1作目『聖剣伝説~ファイナルファンタジー外伝~』(1991年)。現在当店では8000円(税込/完品)で販売中です。大ヒットしたタイトルで、決してレアなソフトではないのですが、もう当時の定価より高くなっています。
また、任天堂のアクションアドベンチャー『メトロイド』シリーズの2作目である『メトロイドII RETURN OF SAMUS』(1992年)も、3万3000円(税込/完品)と高額になっています。
この2作品もそうなんですが、「これ、ゲームボーイで出ていたの?」というシリーズ系タイトルは意外と多いんです。そしてどれも、わりと高値が付いています。この『ミロンの迷宮組曲』(ハドソン/1993年)もそう。ファミコンでヒットしたアクションゲーム『迷宮組曲』(1986年)のゲームボーイ版ですが、「あっ出てたんだー」みたいに感じませんか?(笑) こちらは2万5300円(税込/完品)で販売中です。
以前、アーケード版やファミコン版の思い出をお話した『忍者くん』にもゲームボーイ版があって、同じく「出てたんだー」な1本です。ただ、よく見ると『戦国忍者くん』(UPL/1991年)で、名前に「戦国」がついているんですよね。これは1万9800円(税込/完品)です。
あと、初期に出た有名タイトルは人気が高いですね。中でも、任天堂のシューティング『ソーラーストライカー』(1990年)や、あの『グラディウス』のゲームボーイ版と言える『ネメシス』(コナミ/1990年)なんかは、近年配信で遊んでいる方が多い印象です。価格は前者が7700円(税込/完品)、後者が8800円(税込/完品)と、そこまで高騰してはいませんが、それでも当時の定価をはるかに上回っています。


