ドラマ『VIVANT』、謎多き組織「シンシー」が別班・テントにこだわる理由は…判明している情報を再整理の画像
画像は日曜劇場『VIVANT』【公式】のXアカウント(@TBS_VIVANT)より

 手に汗握るスリリングな展開が続く、堺雅人さん主演の日曜劇場『VIVANT』(TBS系)。「別班員の拉致」から始まったストーリーは、その裏にある陰謀や裏切りが次々と明かされていき、回を追うごとに壮大さを増していっている。

 そんな本作では、毎週新情報が怒涛の勢いで出てくるため、ストーリーの流れについていくだけでも精いっぱいという視聴者も少なくないのではないだろうか。大きなところでいくと第14話で「シンシー」という新たな組織が登場したが、さらっと説明されているため一度観ただけではいまひとつ把握しきれないところがある。

 そこで今回は、これからの展開の鍵を握るだろう重大組織「シンシー」についてあらためておさらいしてみたい。

 

※本記事にはドラマ『VIVANT』第16話(第2シーズン第6話)までの内容を含みます。

■中国の“別班”的存在

 主人公・乃木憂助(堺雅人さん)と関わりが深い5名の別班員を拉致した「シンシー(Xinxi)」。別班のスーパーコンピューター・AIハヤトの説明によると、表向きは多国籍の民間情報機関だが、その実態は「中国の別班」のようなものだという。要するに、中国の治安を守るため暗躍する諜報機関ということだ。拠点は中国と結びつきが強いゴルバド共和国(※架空の国家)のルモー地区に置かれている。

 その責任者を務めるのは、かつて中国公安部の第6局長だった樊林杏(ハン・リンシン/演:宮下今日子さん)である。有力者である父の失脚によって公安部を離れたが、その後これまで培ってきた実力を活かし、シンシーの有能な諜報員たちを率いているようだ。公安の野崎守(阿部寛さん)は裏でハンに急接近し寝返ったような素振りを見せているが、実際には極秘の任務としてシンシーの潜入捜査を行っていることが判明している。

 野崎が別班と比較して「あんたらも普通じゃねえからな」と評していたり、実際に別班員に対して凄惨な拷問を加えたりする描写から、シンシーもまた別班に負けず劣らず恐ろしい組織であることがうかがえる。

 さて、シンシーは多くのメンバーを抱えているようだが、中でも重要なのが劉銘軒(リュウ・ミンシュエン/演:堺雅人さん)だ。

 リュウは野崎が北京の日本大使館で働いていた頃のエージェントで、5年前、とある任務で深追いをしすぎたために捕らえられ、拷問の末に殺害されたと思われていた。しかし、実は当時からシンシーの一員であり、日本大使館には「ダブルエージェント」として潜入していた。殺される一歩手前でその事実を明かし、ハンに助けられた彼は、五年の時を経て野崎の前に姿を現す。

 また劉とともに当時野崎のエージェントを務めていた張競士(高橋光臣さん)も、同じくシンシーのダブルエージェントだった。しかし、組織から逃げ出し殺害されたということが劉の口から語られている。

 リュウは野崎に対して強い愛情を抱いており、その人柄についても熟知しているがゆえに、彼がシンシーへの潜入捜査を目論んでいることを見抜いてしまった。今後、彼は野崎を容赦なく追い詰めていくのか、あるいはまた別の真意があるのか……いずれにせよ、リュウが今後の展開の鍵を握る一人であることは間違いない。

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