■『忍者ハットリくん』存在は知っていても、出現させるのが至難の業だった「高橋名人」
1986年3月にハドソンから発売された『忍者ハットリくん 忍者は修行でござるの巻』では、当時ちびっ子たちの憧れのヒーローだった「高橋名人」の隠れキャラを出現させることができる。
ただし、この隠しキャラを出すまでの道のりは困難を極める。ただでさえ『忍者ハットリくん』は難易度の高いアクションゲームだが、その8面にある民家の屋根に上り、手裏剣を右側に放ち続けなければならない。
具体的には32発も手裏剣を投げる必要があり、高橋名人の顔が出現した後も、16発続けて当て続ける必要がある。この条件を満たすと高橋名人が驚いた表情に変化し、20万点というとても大きな得点をゲットできるのだ。
この隠れキャラの出し方は友人間での口コミで知ったが、普通にプレイしただけでは絶対に出現条件に気づかないだろう。そもそも、それ以前に8面までたどり付くことすら至難の業だった。
当時は「高橋名人の顔が見たい!」という一心で挑戦したが、あまりの難易度の高さに何度もくじけそうになり、ゲームタイトル通り、まさに修行しているような感覚に陥ったことを思い出す。
ほかにも、1985年12月にハドソンから発売された『ボンバーマン』では、プログラマーの顔や、『スターフォース』に登場した敵キャラなどが一定の条件をクリアすることで出現。高得点を狙うことができた。
ファミコン時代は情報が限られていたからこそ、偶然でも隠れキャラに出会った時の喜びはひとしおだった。友人たちが集まって「あそこでAボタンを押してみよう」「ここで何か投げてみたらどうだ?」など、ワイワイ騒ぎながら隠れキャラ探しに夢中になったのも、今となっては大切な思い出である。
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