『グーニーズ』に『ハイパーオリンピック』、『ハットリくん』にも…昭和世代の胸を熱くしたファミコンの「思い出の隠れキャラ」の画像
ファミコン版『ハイパーオリンピック』(コナミ)(C)1985 KONAMI(ふたまん+編集部撮影)

 ファミコンゲームの醍醐味の1つといえば、「隠れキャラクター」の発見だろう。通常プレイではまず姿を見ることができず、特定のコマンドを入力したり特定の場所を撃ったりと、ある条件を満たすことで姿を現す彼らの存在にワクワクさせられたものだ。

 偶然にも隠れキャラが出現して驚く場面もあったが、まだインターネットが普及していなかった時代に、それらの出現方法を知るのは口コミが多かった。難解な出現方法に挑み、四苦八苦しながら出現させられた時の感動は忘れられない。

 そこで今回は昭和世代のゲーマーにとって忘れられない、懐かしのファミコンゲームに登場した思い出の隠れキャラと、その出現方法を紹介していこう。

 

※本記事には各作品の内容を含みます。

 

■『グーニーズ』偶然の発見も多かった7種類の隠しキャラ

 1986年2月にコナミ(現:コナミデジタルエンタテインメント)から発売された『グーニーズ』は、同名映画が原作の名作アクションゲームである。

 本作には隠れキャラが豊富に用意されていた。これらのキャラを出現させて取ると高得点になるので、スコアで残機を増やす手助けにもなった。

 本作では特定の場所でキー操作を行うことで、7種類の隠れキャラを出すことが可能。比較的簡単だったのは、ステージ2の「コナミ監督」と、ステージ4から5へ移動する洞窟に出る「酔いどれタヌキ」。これらはゲームを進める流れの中で、自然に出現させられた人も多かっただろう。

 また、ステージ2から3へと移動する洞窟のツタのある左端で右キーを押すと、「コナミマン太郎」が右端から飛んでくる。青いスーツに赤いマントとという姿から、当時は「あ、スーパーマン!」と子ども心に興奮したものだ。

 今思えば、映画『グーニーズ』の監督であるリチャード・ドナー氏が手がけた『スーパーマン』のオマージュだったのかもしれない。

 そしてステージ3のパイプの足場が途切れた場所で上キーを押すと現れる「ツインビー」は、言わずと知れたコナミの人気キャラだ。

 さらに、ステージ4のワープガイコツ付近の岩が落ちてくる場所で、下キーとBボタンを同時押しすると、コナミの名作『グラディウス』の戦闘機「ビックバイパー」が左端から飛んでくる。隠れキャラにいるという情報は得ていたが、具体的な場所や出現条件までは分からず、自力での発見は困難だった。筆者は答えを友人に教えてもらい、やっとの思いで出せたときは感極まった。

 終盤のステージで出会える「UFO」や「福太郎」は、水中から飛び出してくる敵キャラの「マーボウ」を迎撃しようと、パチンコを撃ったりBボタンを連打しているうちに偶然発見できたというケースも多かったようだ。筆者もその1人であり、予期せぬ発見にテンションが上がったものである。

■『ハイパーオリンピック』狙っても難しい「ひょうきんブタ」を出せた歓喜の思い出

 1985年6月にコナミから発売された『ハイパーオリピック』では、それぞれの競技に隠れキャラが仕込まれていた。

 最も簡単なのは「ヤリ投げ」だ。ジャンプボタンを押しっぱなしにして投てき角度を上げ、ヤリが画面上部へと消えると「UFO」を撃ち落とすことができる。やり方さえ知っていれば手軽にできるので、面白くて何度もチャレンジしたものだ。

 「走り幅跳び」では、着地記録の下三桁が“6m66”や“7m77”のようにゾロ目でそろうと、砂から「モグラ」が出現する。こちらは狙って出すのは難しいが、偶然ゾロ目になったら出会えるラッキーな隠れキャラだった。

 最も出すのが難しかったのが、「100m競走」と「110mハードル」に出現する隠れキャラ「ひょうきんブタ」だ。対戦する2人のプレーヤーが同タイムでゴールすると出現するのだが、どんなに狙っても同タイムはなかなか出しにくい。

 2人プレイでわざと遅く走って息を合わせようとしても、QUALIFY(合格基準)を超えないと出現しないため、一定以上のスピードを出す必要があるのだ。真剣勝負をしているうちに、奇跡的に同タイムを出せたときは、友人と一緒に思わずガッツポーズをしたものである。

 また、同年9月に発売された続編の『ハイパースポーツ』にも隠れキャラが登場する。そちらで最も出すのが難しかったのは「クレー射撃」に出現する隠れキャラだ。

 そもそも普通にプレイするだけでも難しい競技だが、これを“ノーミスでクリア”という条件が求められる。すべてのクレーを撃ち落とすと「UFO」が出現し、これを左の照準で撃ち落とすと「カラス」が飛んでくる。カラスは撃っても落とせないものの、左右両方の照準で狙えるため、さらなる高得点をマークできた。

 ちなみに筆者はノーミスクリアすら達成できず、友人にノーミスからの「UFO」撃破を見せてもらった時は、心底「すごい」と感心させられたものである。

  1. 1
  2. 2
  3. 3