平成男子の初恋を奪った…初代「遊戯王カード」を代表する「可愛すぎる美少女キャラ」たち「ブラック・マジシャン・ガール」に「ドリアード」、「ヂェミナイ・エルフ」も…の画像
VHS版『遊☆戯☆王 4』(東映ビデオ) (C)高橋和希/集英社・テレビ朝日・電通・東映アニメーション

 1990年代後半から2000年代初頭にかけて、平成男子を熱狂の渦に巻き込んだのが、『遊☆戯☆王オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ(以下、遊戯王OCG)』だ。

 当時の人気の中心といえば、「青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)」や「ブラック・マジシャン」、「人造人間-サイコ・ショッカー」のような、強力かつクールでカッコいいモンスターたちである。

 しかしその一方で、可愛らしい姿で多くの少年たちの心をひそかに奪った存在もいた。それが、「美少女カード」である。

 今回は、可憐で美しいイラストで当時の少年たちを虜にした、初代『遊戯王OCG』を代表する美少女キャラクターたちを振り返っていきたい。

 

※本記事には作品の内容を含みます。

 

■全国の少年たちが憧れた絶対的ヒロイン「ブラック・マジシャン・ガール」

 『遊戯王OCG』の美少女カードを語るうえで、「ブラック・マジシャン・ガール」を外すことはできない。彼女は、まさに初代『遊☆戯☆王』を象徴するアイドル的存在である。

 ピンクと水色を基調とした大きな帽子に、愛らしい衣装。師匠である「ブラック・マジシャン」の厳かなイメージとは対照的な親しみやすさが魅力だ。

 主人公・武藤遊戯が使用するモンスターとして原作漫画やアニメに登場すると、瞬く間に絶大な人気を獲得。その人気はカードゲームの枠を越え、フィギュアやコスプレの題材としても広く知られている。『遊☆戯☆王』を詳しく知らなくても、「ブラマジガール」は聞いたことがある、という人も多いのではないだろうか。

 そんな彼女は、当初は大会入賞者への配布カードとして登場し、その後誌面プレゼントなどを経て、2001年発売の『PREMIUM PACK4』で、ついに一般流通することとなった。これにより入手しやすくなったとはいえ、登場当時は依然として特別感の強い存在であり、多くのデュエリストが彼女を求めてパック売り場へと足を運んだものである。

 一方で性能面だけを見ると、当時の環境では扱いづらい一面もあった。召喚には1体の生け贄(現在のリリース)が必要な上級モンスターでありながら、攻撃力2000・守備力1700と数値は決して突出しているわけではない。さらに、登場初期は専用サポートカードやサーチ手段も乏しく、安定した運用が難しいカードでもあった。

 のちに専用のサポートカードや相性の良いカードによって強化されるものの、当時の少年たちにとってカードの性能は些細なことだった。「強いからではなく、可愛いから欲しい」。それがブラック・マジシャン・ガールなのである。

■可愛くて強い! 初期環境を支えた守護神「ホーリー・エルフ」

 続いて紹介するのは、1999年3月発売の『Vol.2』にスーパーレアとして登場した「ホーリー・エルフ」だ。光属性・魔法使い族の通常モンスターである。

 青い肌に特徴的な髪飾り、そして静かに祈りを捧げる神秘的な姿が印象的だ。無骨で怪物じみたモンスターが数多く存在した初期のカードプールの中で、彼女の美しいビジュアルはひときわ異彩を放っていた。

 原作漫画でも主人公・遊戯の使用モンスターとして初期から活躍しており、まさに黎明期の『遊☆戯☆王』を象徴する美少女モンスターといっていいだろう。

 しかも彼女は、見た目だけの存在ではなかった。生け贄なしで召喚できる下級モンスターでありながら、守備力2000と、当時としては非常に優秀な数値を誇っていた。そのため、多くの下級アタッカーの攻撃を受け止める壁役として活躍し、デッキを支える頼もしい存在だった。まさに、美しさと強さを兼ね備えた守護神だったのである。

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