壮大な世界観と謎めいたストーリーが話題を呼び、社会現象をも巻き起こした人気ドラマ『VIVANT』(TBS系)。7月26日からは第2シーズンの放送が控えており、いま再び大きな注目を集めている。
本作のプロデューサーを務める飯田和孝さんは、第2シーズン放送の前、TVerで第1シーズンが期間限定無料配信された際、「第1シーズンには、まだ回収されていない“謎”や、第2シーズンで新たに明かされる“真実”、その種がたくさん埋まっています」とのコメントを発表。一体それが何なのか考えながら、過去エピソードを観返したファンも多いのではないだろうか。
今回は、第1シーズンの数ある「意味深描写」の中から、特に続編で重要になりそうなものをおさらいしていきたい。
※本記事にはドラマ『VIVANT』第1シーズン全話の内容を含みます。
■ブレない男・野崎にも裏の顔が?
まず最も気になるのが、野崎守(阿部寛さん)にまつわる描写だ。
警視庁公安部外事第4課・理事官である野崎は非常に優秀な男で、主人公の乃木憂助(堺雅人さん)にとって良きライバルであり理解者でもあった。敵味方がコロコロ入れ替わった本作において、終始“ブレない”存在だったともいえるだろう。
しかし、第1シーズンの最終話のラストでは、雑踏の中にいる乃木の後ろ姿を見つめながら不敵な笑みを浮かべる野崎……という意味深なシーンが描かれた。ちなみにこのカットは地上波放送のときのもので、配信版では視聴できない。この描写をリアルタイムで見て、野崎にも裏の顔があるのでは? と予想した視聴者も多いのではないだろうか。
野崎が怪しまれている理由は、このラストカットだけではない。作中で「人間の善悪を直感的に見抜けるのかも」と言われているバルカの少女・ジャミーンが、なぜか野崎にだけはまったく懐かなかったのだ。このことも意味深だ。
この2人の絡み自体それほど多くないが、ジャミーンが寝ていて野崎を認識していなかったり、野崎が話しかけても大した反応がなかったりと、ところどころで微妙に引っかかる描写がなされていた。
そして第8話では、野崎が現れた瞬間、ジャミーンが柚木薫(二階堂ふみさん)の後ろに隠れ、挨拶をするよう言われてもそのまま軽くうなずくだけというシーンが。野崎も「まだだめか」と苦笑いしており、この接し方が通常運転であることは明らかだろう。
乃木の周りにいる主要人物の中で、ジャミーンが笑顔を見せていないのは野崎だけ。この事実は明らかに強調されているようにも見え、視聴者の間では「野崎が父であるアディエルの恩人・ベキと敵対していたから?」「それなら別班に所属していた乃木も同じでは?」「やっぱり裏があるんじゃ」など、さまざまな考察がされてきた。
ジャミーンが野崎にちっとも懐かないのは、「悪」としての顔を持っているからなのか。それとも、ただ単に武骨で怖そうな雰囲気だからなのか。第2シーズンでその謎が明かされることに期待したい。


