■GKごとゴールに叩き込む! 超人的なフィジカル『キャプテン翼』日向小次郎
最後は、サッカー漫画の金字塔『キャプテン翼』(高橋陽一氏)より、主人公・大空翼の最大のライバル・日向小次郎を挙げたい。「猛虎」の異名で呼ばれるほど気迫あふれる彼のプレースタイルは、その強靭なフィジカルを活かしたパワープレーであり、相手の守備陣に恐怖を抱かせる。
とくに彼の代名詞である「タイガーショット」、そしてそれを進化させた「ネオ・タイガーショット」の威力は絶大だ。作中の西ドイツ戦では、世界屈指のフォワードであるカール・ハインツ・シュナイダーのブロックを弾き飛ばし、鉄壁の守護神、デューター・ミューラーからゴールを奪っている。
日向は中学生時から、コンクリートの壁にボールがめり込むほど、圧倒的な威力を誇るシュートを放っていた。並のゴールキーパーであれば、この凄まじい威力を受けたら間違いなく吹き飛んでしまうだろう。
そして、日向の強さは、この超人的なフィジカルだけではない。非常にハングリー精神が強いのも、特筆すべき点だ。
母子家庭で育った彼は、小学生の頃から新聞配達や居酒屋でアルバイトをして家計を助けてきた。幼い弟妹たちのために戦うという強い意志が、精神面の強さを育んだのかもしれない。
恵まれない家庭環境を言い訳にせず、サッカーを生きるための手段と捉えてきた彼の強靭なメンタルは、世界のストライカーたちにも引けを取らない強みである。
今回紹介した以外にも、サッカー漫画の数だけ魅力的なストライカーが存在する。
たとえば、『アオアシ』(小林有吾氏)の義経健太や『DAYS』(安田剛士氏)の水樹寿人なども、世代トップクラスの実力を誇る名選手だ。両者ともつかみどころのない性格をしているが、主将としてチームを引っ張る存在であり、ストライカーとしても一級品だ。
また、『BE BLUES!〜青になれ〜』(田中モトユキ氏)の一条龍のように、選手生命を危ぶまれるほどの大ケガを乗り越え、強靭なメンタルで復帰した選手もいる。彼らもまた、日本代表のエースとして活躍する姿を見てみたくなるストライカーたちである。
あなたの思う、少年サッカー漫画の「最強ストライカー」は、いったい誰だろうか。
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