■ファンのあいだで考察捗る『ドラクエ12』の世界観

 PVには、竜人族のようなキャラクターが水辺の草原で目を覚ますシーンもある。そのまま素直に考えれば、仲間キャラの1人に見えるが、ファンの間ではこのキャラが「主人公と同一人物なのでは」という考察もある。

 その理由としては、個性的な髪型が似ていることや、装備している剣が一緒であることなどが挙げられている。それに堀井氏が、「今回は不思議な夢が見えてしまう主人公の冒険を描いた物語」と語っていることから、人間の姿と竜人の姿はそれぞれが夢の世界と現実の世界の主人公ではないか……などと予想したくなる。

 ただし、この設定は『ドラゴンクエストVI 幻の大地』での、現実の世界と夢の世界を行き来する冒険を想起させる上、主人公だけが夢と現実を行き来するなら仲間はどうなるのか、といった疑問も当然出てくるだろう。

 単に量産品の武器が同じだっただけなのか、それとも同一人物をにおわせる演出だったのか、そのあたりの謎はいずれ続報で明らかになることだろう。

 そしてサブタイトル『夢の彼方に』や、発表されたタイトルロゴの後ろに描かれた城も気になるところだ。PVにあった滝のある村が『ドラクエ9』に登場するウォルロ村と似ているという声もあり、そうなるとあのタイトルロゴの城は、同じ『9』のセントシュタイン城ではないかと予想する人もいる。

 いずれにせよ、『ドラクエ』シリーズの歴代サブタイトルの真の意味がゲーム内で回収されるのは物語後半であることが多く、このあたりはプレイしてみてからのお楽しみとなるはずだ。


 今回『ドラクエ12』の気になる発売日については触れられておらず、エグゼクティブプロデューサーの齊藤氏は「発売までは、もうしばらくお待ちいただきたいと思います」と語り、堀井氏も同日発表された『ドラゴンクエストモンスターズ4』について、「こっちが(ドラクエ12より)先に出ると思いますよ」と発言していたことから、リリースまでもうしばらく時間がかかりそうな印象を受けた。

 なにはともあれ2021年の製作発表から5年間の沈黙を破り、ついに新情報が発表された『ドラゴンクエストXII 夢の彼方へ』。ファンとしては、さらなる続報を心待ちにしたいところだ。

 

■「ドラゴンクエスト」の秘密がついに明らかに

堀井雄二のドラゴンクエストのつくりかた (SE-MOOK)
堀井雄二のドラゴンクエストのつくりかた (SE-MOOK)
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