4月から始まった春アニメは、現在クールの折り返しを迎える時期に入っている。第1話から衝撃の展開を見せた『黄泉のツガイ』や『日本三國』、意外性にあふれたラブコメ『霧尾ファンクラブ』といった作品が序盤から注目を集めた。
一方で、展開こそゆったりと進むものの、バツグンの安定感でおもしろさを発揮し、視聴者から高評価を得ている作品も多い。衝撃描写は少なくとも、いい意味で予想を裏切らないストーリーやキャラクターたちは、視聴者の心をつかんで離さない。
今回は放送中の春アニメの中でも、ほのぼのグルメやのんびり日常系、ラブコメといった、まさに「こういうのでイイんだよ」と視聴者を喜ばせた作品を紹介していこう。
※本記事には各作品の内容を含みます。
■タイトルに偽りなしの飯テロ&癒し枠『メイドさんは食べるだけ』
ひとつめは、2019年からウェブコミック配信サイト『コミックDAYS』(講談社)で連載中の前屋進さん原作の『メイドさんは食べるだけ』。ふだんはイギリスでメイドをしている橘スズメが、日本の「食」を満喫しまくるというシンプルなストーリーとなっている。
勤め先の屋敷が崩壊したため、改修の間、休暇で訪れていた日本でひとり暮らしをすることになったスズメ。彼女がさまざまな食べ物を頬張る姿や音が食欲をそそる、タイトル通り「食べるだけ」のほのぼのグルメ作品だ。
目をランランと輝かせながら食レポするスズメの姿に、SNSでは「こういうのでいいんだよ」「普通に腹減って困る」といった声があがっている。
また、マスコットキャラクターのチュンが披露する豆知識も興味深い。たとえば第2話で登場した「メロンパン」だが、旧来のメロンパンには、現在主流の丸形とは異なるラグビーボール形のものもあった……という雑学が披露された。これにはSNSでも「知らなかった!」「見たことないぞこんなメロンパン(困惑)」「なんか昔食べてた気がしないでもない」と、反響も大きかった。
そのほか、静岡県浜松市に本店がある「治一郎のバウムクーヘン」、大塚製薬の「ポカリスエット」など、実在する食べ物が登場することも、視聴者の共感を呼んでいる。今期期待の「飯テロ枠」としても注目してほしい作品だ。


