■今後要注目のキーパーソン

 「1995年4月26日」を語る上で重要な人物には、田鎖兄弟をはじめ、津田、晴子、茂木などが挙げられる。中でも特に注目したいのは、第4話で突如存在感を増した辛島夫妻だ。

 亡くなった津田はふみの電話番号を控えたメモを持っていたが、稔にその件について聞かれた彼女は心当たりがないと返答している。しかしその裏で、貞夫に対し「あなたは何にも心配しなくていいから」と意味深な言葉をかける。夫妻が何かを隠しているのは明らかだ。

 そもそも、津田が朔太郎のもとを訪れていたのは、辛島金属工場の“何か”を追っていたからだと考えられる。さらに朔太郎は、前述の兄弟が遊びに来たシーン、つまり津田と会う直前に、貞夫に「よろしくお願いします」と頭を下げ、「わかってる」と応じられている。2人はこのシーンで何を約束していたのだろうか。

 そして前述の通り、爆発火災に絡む茂木の行動にも疑問が残る。公式サイトの相関図によれば、辛島と茂木は先輩・後輩。家事を手伝うくらいだから相当関係が深いと考えられ、夫妻と秘密を共有していた可能性もある。また、茂木は津田が見つかったと聞いた時にひどく動揺した素振りも見せており、その点も引っかかる。

 辛島夫妻と茂木。この3人が、事件の鍵を握る重要人物であることは間違いないだろう。
 

 第4話ラストでは、田鎖家の子ども部屋にあったおもちゃのロボットから「拳銃」が見つかるという、衝撃の展開が描かれた。辛島夫妻の意味深な振る舞い、津田が遺した「鍵」など、謎が次々と現れ、物語は複雑さを増している。今後の展開でそれらすべてがどうつながっていくのか、今から楽しみでならない。

 

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