■人狼一体で織りなす、コンビネーション攻撃……『黒の召喚士』リオン

 『黒の召喚士』は、2016年に刊行が開始された迷井豆腐さんのライトノベルを原作に、コミックスやアニメなどが展開されているファンタジー作品だ。

 異世界へと迷い込んだ主人公が仲間たちと冒険を繰り広げる物語の中で、独特な三刀流を披露したのが、6人目の仲間である少女・リオンだ。

 彼女は14歳という若さで二刀流を巧みに操る剣士だが、後に仲間になる影の狼(シャドーウルフ)・アレックスと連携することで、「人狼一体」の三刀流を完成させる。

 これはリオンが持つ2本の剣とは別に、相棒であるアレックスが口にくわえたもう1本の剣を使ってコンビネーション攻撃を仕掛けるという戦闘スタイル。パートナーと呼吸を合わせることで成し遂げられるこの戦闘法は、人と獣が文字通り渾然一体となった、この作品ならではのユニークな三刀流スタイルといえるだろう。

■ビームサーベルの新たな使い方…『模型戦士ガンプラビルダーズ ビギニングG』ビギニングガンダム

 ガンプラ発売30周年を記念し制作されたOVA作品『模型戦士ガンプラビルダーズ ビギニングG』。本作では、自ら組み上げたガンプラをスキャンして仮想空間に取り組み、バトルを繰り広げる。

 『ガンダム』シリーズの近接格闘においてビームサーベルは象徴的な武器だが、本作に登場する主役機・ビギニングガンダムは、このビームサーベルを独自の方法で使用している。

 ビギニングガンダムは、ビームサーベルを両肩とシールド裏に各3基ずつ、合計9基が装備されているのだが、操縦者である主人公イレイ・ハルは、これを片手で3本をつかんで振るうという前代未聞の戦法で戦う。

 3本が束ねられ、まるで巨大な爪のようになったビームサーベルは、見た目の派手さはもちろん、命中した際の威力の高さは単独で使用する時とは比べ物にならない。従来のガンダムとは一線を画す、なんとも破天荒な戦闘スタイルといえるだろう。

 

 現実世界ではなかなか目にすることができない「三刀流」だが、漫画やゲームの世界ではキャラクターごとに実に多様な手法でこの特殊な戦闘スタイルを実現している。

 神通力で操る、機械の腕を利用する、パートナーとの合わせ技……など、いずれのスタイルも作品独自の世界観が色濃く反映されているのが面白い。

 三刀流剣士たちが繰り出す、鮮やかで奇抜な剣技の数々は大きな見せ場だ。ぜひ、それぞれの作品を見た時は、その戦いぶりに注目してほしい。

 

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