尾田栄一郎さんによる大人気漫画『ONE PIECE』に登場するロロノア・ゾロは、両手と口にくわえた3本の刀を操る「三刀流」の剣士として知られている。複数の刀を巧みに操り出す技は鮮やかかつ型破りであり、多くのファンを魅了してきた。
しかし漫画やゲームの世界には、ゾロ以外にも、独自の手法で三本の刃を操り、使いこなすキャラクターが多数存在する。今回は、使い手の個性や作品の世界観が光る、多種多様な「三刀流の剣士」を見ていこう。
※本記事には各作品の内容を含みます。
■神通力で自在に操る3本の愛刀…『Fate/EXTRA CCC Fox Tail』セイバー
2013年に発売されたPSP用ゲームを原作としたコミカライズ作品『Fate/EXTRA CCC FoxTail』は、原作とは異なるオリジナルシナリオが展開されるのが特徴だ。
本作で独特の三刀流を披露したキャラといえば、複数の古刀を操る正体不明のサーヴァント、セイバーだろう。
彼女は「大通連」「小通連」「顕明連」と名付けられた3本の刀「三明の剣」を持っている。その戦闘スタイルは1本を手に持ち、他2本は神通力で宙に浮かせて、自在に操るというものだ。
このスタイルにより自在な太刀筋を実現するだけでなく、刀自体を飛び道具のように操ることで距離に関係なく攻撃できるのは大きな強みである。
ゲーム作品にも参戦している彼女だが、時には浮かせた刀を足場として利用するなど、単純な武器としてだけではない、ユニークな使い方が見られるのも面白い点だ。
■ギャグキャラだが実は隠れた実力者?『魔法陣グルグル』ゴチンコ
魔王討伐に向けて冒険する勇者と魔法使いのコンビが織りなす、破天荒な旅の様子を描いたRPG風のギャグ漫画『魔法陣グルグル』。
本作で思いもよらぬ三刀流を披露したのが、主人公・ニケに剣術を教えたゴチンコだ。彼は修行場を営む傍ら、大道芸人としても活躍するという特殊な経歴を持つ。作中では剣術師範らしく、3本の剣を操り、敵に立ち向かう場面が描かれている。
彼の三刀流が独特なのは、3本目の剣の操り方にある。両手に1本ずつ剣を持つのは普通だが、最後の1本はなんと自身の尻に挟むという、なんとも奇抜なスタイルなのである。
完全にギャグに振り切った戦闘スタイルのように見えるが、それでいてそこそこ敵と渡り合う場面もあるので、隠れた実力者であることがうかがえる。
そのあまりに独特な戦い方には、弟子のニケですら「なんてへっぽこな戦い方だ」と戦慄していたほどであった。
■機械の力に目覚めた鋼鉄の剣士『遊☆戯☆王ZEXAL』CNo.39 希望皇ホープレイ
『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載された高橋和希さんの大人気作『遊☆戯☆王』の世界観を受け継ぎ、アニメシリーズ第4作目として放送された『遊☆戯☆王ZEXAL』。
原作と同じく、本作にも数多くの個性的なカードたちが登場するのだが、中でも3本の剣を操って戦うのが、エクシーズモンスター、CNo.39 希望皇ホープレイである。
このモンスターはNo.39 希望皇ホープが強化された形態で、身にまとう鎧は黒く染まり、より重厚なデザインに変化している。両手にそれぞれ剣を持つ二刀流に加え、背負っている巨大な剣を機械の腕に持たせて操り、三刀流攻撃を繰り出すのだ。
この機械が操る剣はかなり巨大な刀身で、破壊力の高さがうかがえる。人の手では到底扱いきれない大剣を軽々と操る機械の腕の存在が、他にはない異質な迫力を醸し出している。


