■まさかの自爆技…!? 相手を巻き込んで大爆発する「ウルトラダイナマイト」(ウルトラマンタロウ)
最後に紹介するのは、強烈無比なウルトラマンタロウの捨て身の必殺技「ウルトラダイナマイト」だ。この技は1973年放送の『ウルトラマンタロウ』の第35話「必殺!タロウ怒りの一撃!」で使用された。
このエピソードでは、めつぶし星人「カタン星人」が襲来。東光太郎(ウルトラマンタロウ)に襲いかかり、「目つぶし光線」で東の視力を奪ってしまう。
さらにウルトラマンタロウがカタン星人と対峙してからも、またもや目つぶし光線を受けて劣勢に。しかし、宇宙科学警備隊「ZAT」の「ベル作戦」によって、カタン星人は巨大な鈴を取りつけられた。これでタロウは鈴の音で敵の位置を察知し、このときタロウが繰り出したのがウルトラダイナマイトだった。
両腕を胸の前でクロスし、そこからガッツポーズのような姿勢をとると、全身が赤い炎に包まれた状態に。そのままカタン星人に突進して抱きつくと、まさかの自爆! しかし、爆煙が晴れたあとには、タロウは何事もなかったように無傷で仁王立ちしていた。
これはウルトラ心臓が無傷ならば再生できるという、タロウならではの能力があってこそ可能な技だ。ただし、ウルトラダイナマイトを使うと寿命が縮まるという設定があり、むやみに使用できる技ではない。実際、昭和『ウルトラマン』シリーズではカタン星人を相手にしたときにしか使っていなかった。
カタン星人との戦いでタロウが「ウルトラダイナマイト!」と言い放ち、自爆してから無事な姿を見せるまで、わずか15秒程度。それにもかかわらず視聴者に強烈な印象を残したのは、タロウが燃え上がる姿と、ヒーローが自爆するという演出があまりにも衝撃的だったからではないだろうか。
今回は、個人的に印象に残った3つの強力な技をピックアップしたが、ウルトラ兄弟たちが使う必殺技はそれぞれ個性的で興味深い。中には作中でほとんど使われなかった激レアな技もあるので、怪獣や宇宙人との戦いでは、ウルトラ兄弟の使う技に注目してみると新たな発見があるかもしれない。
■タロウに登場した最強怪獣をチェック



