■『ルルットリリィ』ヒロイン2人にかける言葉は?
ーーいま3人のお話を聞きながら、太田さんがおふたりにアドバイスをするとしたらどんな言葉をかけるかな、と思いながら聞いていました。
太田 アドバイス!? えーーー! 最初やり始めたときは15歳で、それから40何年経っていますが、伝えたいことがあるとするなら……「息の長い作品になってほしいな」って思います。逆に質問していただいたほうがうれしいです。
橘 いっぱいあります……呪文を唱える上で、一番最初に唱えたときと最終話とでは、心持ちは変わりましたか?
太田 変わってますね。第1話を見ていただくとわかるんですが、本当に穴があったら入りたいくらいの棒読みで、うふふふ、そこから最後のほうを見ると、第1話からの成長がわかっていくんですよ。音響監督さんとかから「こうしてほしい」とたくさん要望があると思いますが、なるべく応えられるようにがんばってほしいなと思います。いろんなことを言われるから頭が混乱すると思うんですけど。
橘 がんばります!
小鹿 私もいいですか? 太田さんが『魔法の天使クリィミーマミ』の収録をなさってキャラクターとお芝居で向きあうとき、壁にぶつかったりキャラクターを掴めなくなってしまったり、そういうことはありましたか? と言いますのも、私は風ちゃんのことについて、監督さんにいただいたディレクションを自分の中に落とし込めない瞬間がありまして。マミちゃんと長く付き合うなかで、どんなことを意識したら、キャラクターのことを理解できましたか?
太田 私は純粋に、お仕事なんですけど好きになりすぎちゃったというか、入り込みすぎちゃったんですね。優ちゃんも好きだし、マミちゃんも好きだし。入っちゃったんですよ。だからうまく説明できないんですが、そのキャラを好きになるしかないんですよ。そうすれば自然と、「こうしていこう、ああしていこう」って思うんじゃないかな。だから、キャラを愛することです!
橘 おお……!
太田 たぶんいろんな方に、「こうしたほうがいい、ああしたほうがいい」と言われると思うんです。でも言われていいんですよ。わかんないんだもん。でもわからないなりに、与えられたその役は自分の宝物だと思って大切にしたほうがいいと思います。そうすれば自分の中に入ったキャラクターが、ひとり歩きしてくれると思う。
橘 どんどん風ちゃんの好きなところを見つけていこうと思います!
太田 風ちゃんってこういう子なんだ。変身したらこうなるんだ。って、いろいろな好奇心を持ってやってほしいなと思います。
橘 ありがとうございます!


