■巨大な物理武器を振るう「狼の王」

 テレビアニメ『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』の主役機「ガンダム・バルバトス」は、ストーリーの進行とともに倒した敵機のパーツなどを活用して強化される場面もあった。

 その最終形態といえるのが「ガンダム・バルバトスルプスレクス」で、「ルプスレクス」とはラテン語で「狼の王」を意味する。

 バルバトスは「ソロモン72柱」と呼ばれる悪魔の名前から取られており、「悪魔+狼の王」という命名からロマンを感じたファンは多いだろう。

 そのルプスレクスの主武装である超大型メイスは、これまでのメイスの2倍以上のサイズを誇る大きな鉄塊のような武器。MSの装甲ごと粉砕するとてつもない破壊力を秘め、先端部と柄にはパイルバンカーまで備えている。

 三日月・オーガスが操るルプスレクスが、鈍い音を響かせながら超大型メイスで敵機を叩き潰していった姿は、まさに悪魔的。倒したハシュマルから奪った超硬ワイヤーブレードを転用したテイルブレードは、変幻自在に伸びて動く悪魔の尻尾のようだった。

 最終決戦においてもバルバトスルプスレクスは、大軍の敵MSを次々と撃破。近接戦闘においては無類の強さを見せつける。

 最終的に「ダインスレイヴ」と呼ばれる非人道的な遠距離兵器による一斉射撃で中破させられたが、それでも生命が尽きるまで戦い続けた三日月とバルバトスルプスレクスの勇姿は、ガンダムファンの胸に深く刻まれたはずだ。


 今回は『ガンダム』シリーズにおけるロマンあふれる近接武器を有した機体を振り返ってみた。遠距離からの射撃戦も魅力的だが、やはり近接武器同士が刃を交えてしのぎを削る接近戦は、戦場の華でもある。皆さんがもっともロマンを感じた近接武器といえば、何が挙がるだろうか。

 

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機動戦士ガンダムSEED ASTRAY Re: Master Edition(1) (角川コミックス・エース)
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