■煉獄が「うまい!」と絶賛した豪華すぎる弁当
このほかにも『鬼滅』キャラを支えた料理はたくさんあるが、アニメオリジナルのストーリーでその詳細や背景が描かれた「牛鍋弁当」は外せない。
アニメ版「無限列車編」第1話は完全オリジナルストーリーで、炎柱・煉獄杏寿郎が無限列車の任務に向かう前日譚を描いている。このエピソードで煉獄は弁当売りの少女とその祖母を鬼から守り、お礼に弁当をもらうが、その代わりとして残った弁当をすべて買い占めた。その中に含まれていたのが、無限列車の車内で際限なく食べていた、あの牛鍋弁当だ。
第2話の炭治郎らとの合流直前にその中身が見えるのだが、ご飯の上に牛肉と玉ねぎがたっぷり乗っており、ゆで卵と白ネギ、焼き豆腐に紅生姜まで添えられた弁当だと分かる。
煉獄の数あるセリフの中でも印象的な「うまい!」は、窓ガラスを揺らすほどの威力。劇場版や原作漫画では、なぜこれほど大量の弁当を食べているのか分からなかったが、このアニオリを見ると、弁当に込められた意味が変わってくる。
ちなみにこの弁当は「上等弁当」として、1つ36銭で売られていた。現在に換算するとおよそ1500円ほどであろうか。これを大量買いしていた煉獄の財力は、さすが柱というべきである。
『鬼滅の刃』において、食事は単なる栄養補給の場面として描かれているわけではない。美味しさだけではない優しさや慈愛なども込められた食事は、登場人物たちの心を支え、過酷な運命に立ち向かうための血肉となっているのだろう。
今こそ読み返したい!原作コミックスをAmazonでチェック



