【実写化作品「可愛すぎる先生」2】有村架純「禁断の恋」に落ちる美貌の教師、清楚で真面目…でも危うい『中学聖日記』末永聖の画像
有村架純  写真/ふたまん+編集部

 あなたの記憶にも、ふとした瞬間に思い出す「先生」がいるのではないだろうか。ただ、映像作品に登場する先生たちは、現実以上に鮮烈で、どこかドラマチックな存在である。

 今回は、人気漫画や小説を原作とした映像作品の中から、国民的人気女優たちが演じた「可愛すぎる先生」に注目する。教壇では穏やかに微笑みながらも、感情が揺さぶられれば激昂し、ときに禁断の恋に身を焦がし、人生に迷いながらも再び前を向く。そんな人間味あふれる姿とその美しさが、観る者の心を強く惹きつけてきた。

 今や俳優として不動の地位を築いた彼女たちが、劇中で見せた圧倒的な存在感と、時代を越えて記憶に残る“魅惑の教師像”を改めて振り返っていく。

(第4回/全5回)

※本記事には作品の内容を含みます

 

■“禁断の愛”に揺れる清楚な教師…有村架純さん『中学聖日記』末永聖

 現在、日曜劇場『GIFT』(TBS系)で出版社の記者役を演じている有村架純さん。着実にキャリアを積み上げ、今や国民的女優の一人となった彼女が、かつて「可愛すぎる先生」として視聴者の倫理観を激しく揺さぶったのが、2018年に放送されたドラマ『中学聖日記』(TBS系)である。

 かわかみじゅんこさんによる同名漫画を原作とする本作は、片田舎の中学校を舞台に、25歳の新任教師と15歳の中学生の恋を描いた物語だ。教師と生徒という、社会通念上決して越えてはならない“聖域”ともいえる境界線。放送当時、そのセンセーショナルな設定で話題となったが、同時に視聴者を釘付けにしたのは、有村さんの美しさであった。

 有村さんが演じたのは、都会から子星中学校へ赴任してきた新任の国語教師・末永聖だ。遠距離恋愛中の婚約者がいながら、慣れない土地での孤独と教師としての未熟さから空回りするその姿は、あまりにも無防備で危うい。着任早々、女性教頭から服装の派手さを指摘されるなど、彼女の魅力は、皮肉にも15歳の中学生男子を強く惹きつけてしまうのだった。

 その「可愛すぎる先生」に心惹かれ、真っ直ぐな恋心をぶつけたのが、水上恒司(当時は岡田健史)さん演じる黒岩晶である。少年の純粋で危うい視線に射抜かれた聖の心は、「教師である自分」という社会的仮面と、「1人の女性である自分」という本能の間で、激しく揺れ動いていく。

 物語の大きな転換点となったのは第4話だ。鮮やかなイエローのブラウスにベージュのロングスカートという装いで、聖は花火大会の夜、教員として見回りにあたっていた。祭りの喧騒が去ったあと、婚約者との関係に思い悩む聖は、1人、導かれるように砂浜へと足を運ぶ。そこで偶然出会ってしまったのが、他ならぬ晶だった。

 夜の海を背に、2人はついに初めての口づけを交わす。しかしその代償はあまりにも大きく、この出来事をきっかけに彼女は学校を去ることになる。さらに時を経て再会した2人の関係は、やがて避けがたい結末へと向かっていく。

 有村さんは当時のインタビューで、聖という人物を“真面目さがかえって空回りしてしまう女性”と語っている。また撮影期間については「毎話試練があって…。こんなに泣いたことがないというくらい毎回泣いていました」と振り返っており、役に深く寄り添った濃密な4カ月間だったことがうかがえる。

 “禁断の愛”に引き寄せられていく抗えない感情や、複雑な心の機微を、有村さんは透明感溢れる佇まいの中に繊細に描き出したのである。

 

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中学聖日記
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