太田貴子&水島裕が振り返る『魔法の天使クリィミーマミ』、マミの魅力は「リアルな設定」と「教科書通りじゃない演技」の画像
太田貴子、水島裕 撮影/イシワタフミアキ

 この春、スタジオぴえろからぴえろ魔法少女シリーズの完全新作『魔法の姉妹ルルットリリィ』が放送を開始。加えて、「Anniversary Blu-ray BOX」の発売でシリーズ全体としても盛り上がりを見せています。

 これを記念して、主人公・森沢 優/クリィミーマミ役の太田貴子さんと、優が想いを寄せる大伴俊夫を演じた水島 裕さんによる夢の対談が実現!今だからこそ語れる想いを、たっぷりと語ってもらいました。

【第1回/全3回】

ーー4月より開始のぴえろ魔法少女シリーズ最新作『魔法の姉妹ルルットリリィ』の放送を記念して、1月23日から『魔法の天使クリィミーマミ 永遠のワンスモア』(1984年発売のOVA作品)の全国上映がありました。1月25日(日)には東京・イオンシネマ板橋で上映記念舞台挨拶があり、おふたりとも登壇されましたよね。

太田貴子(以下、太田) 来ていただいたファンのみなさん、私たちが喋るのを素直に聞いてくださって、なんて優しいんだろうと思いました。

水島 裕(以下、水島) とてもあたたかい空間でしたよ。懐かしさもお互いにじんわり感じていたし。ただ、ファンの方は懐かしいだけじゃないんですよね。作品が好きで、作品に触れたいという思いで来て下さっているのが伝わってきて嬉しかったです。

ーーお客さまの層はいかがでしたか?

水島 ほとんど大人の方々です(笑)。でも、お子さんもいらっしゃいましたよ。

太田 女性のお客さんも多かったですよね。

水島 そうか、おたこ(※水島さんが太田さんを呼ばれるときの呼称)から見たら元々は男性ファンが多い印象なんだ。

太田 今の時代は女性が多いよねえ。

水島 僕は元々女性ファンがたくさんいた印象があったんですよ。絵コンテ・演出をされてた望月智充さんが今回の舞台挨拶で、「とてもリアルな設定で作られていて、観ている女の子たちが身近に感じられたのも、愛される大きな要因だったと思う」とおっしゃっていたんです。女の子が観ていて「私にも、もしかしたら明日こんなことが起きるかもしれない」と思うようなリアルさがあるって。

太田 そうですねえ。

水島 優は特別な女の子じゃないんですよね、たまたま魔法少女になっちゃった子で、そこら辺が女性にも愛される原因の一つだろうと思います。それに、コスプレしたくなるようなキャラクターのかわいさもありますよね。

ーー当時から「リアルな設定だな」と感じて演じていましたか?

太田 リアルというか、そのまんまでやってた(笑)。リアルもリアル!(笑)

水島 いやいや、意味が違うよ(笑)。おっしゃっているのは「設定がリアルか?」で、おたこが言ったのは、「自分自身で演じていた=リアルだった」ってことでしょう?

太田 あ! 全然ちがうんだ(笑)。よくわかったねー!

水島 付き合いが長いからね、あなたとは。

ーー放送開始は1983年ですもんね。以来、こうしたイベントで会う機会があるんですね。

水島 そうですね、ちょこちょこあります。

太田 裕さんとお仕事していると、全然緊張しないんですよ。

水島 少しはしろよ!

太田 あはははは! いやいや、どんなに厳しい言葉でも、素直に入ってきちゃうんです。

水島 僕、厳しいこと言わないよね?

太田 え、言わないですか?

水島 言ってます?

太田 よくわかんないですけど。あはは!

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4