一部の『ガンダム』好きの間で、3月9日が語呂合わせで「ザクの日」と呼ばれているように、本日4月6日を「ジムの日」と呼ぶ人もいる。
宇宙世紀の『ガンダム』シリーズにおいて、ジムはザクと並ぶ量産型モビルスーツ(MS)の代表格。アニメ『機動戦士ガンダム』の舞台となった一年戦争において、ジムは地球連邦軍の勝利に大きく貢献した機体として知られている。
今回はそんな「ジムの日」にちなんで、一年戦争時に登場したジムのバリエーション機の中から、特に変わり種をピックアップ。知る人ぞ知る、奇抜なジムたちを紹介したい。
■ ニュータイプ専用機に見せかけた「ハッタリMS」!?
一年戦争時、サイコミュの研究を進めていたジオン公国軍に対し、地球連邦軍は「ニュータイプ」の存在自体に懐疑的だった。戦争末期に開発されたニュータイプ用試作機とされる「ガンダムNT-1」も機動性や追従性を向上させたのみで、ビットのようなサイコミュ兵器は一切取り入れられていない。
しかしそんな地球連邦軍にも、実は「ニュータイプ試験用」を謳うジムが存在した。それが『Gジェネレーション』シリーズに登場したゲームオリジナルのMS「NT試験用ジム・ジャグラー」である。
ジム・コマンドをベースに改修された同機の両肩には、支援ポッド「ボール」を流用した攻撃ポッドを装備。これを射出することで、ビットのオールレンジ攻撃のような遠隔攻撃を実現する。
これぞ連邦版ニュータイプ専用機……と思いきや、実はジム・ジャグラーにはサイコミュなどは一切搭載されていない。両肩の攻撃ポッドは、専用の砲手がレーザー通信でマニュアル操作する必要があった。要するに「NT(ニュータイプ)試験用」とは名ばかりの、完全なハッタリ機体だったのである。
サイコミュ技術で遅れをとった連邦が、ジオンを揺さぶるために作った機体のために完成度は低く、マニュアル操作によるオールレンジ攻撃もうまくいかないまま一年戦争が終結。その後、ジオンのサイコミュ技術を接収した連邦にとっては、完全に不要な機体となってしまった。
■ジムらしからぬシルエットに驚く「ジム・スナイパーカスタム」の派生機
「ジム・インターセプトカスタム」は、「MSV-R」企画にて設定された機体で、ジムのエース用カスタム機「ジム・スナイパーカスタム」をベースに、その名の通り迎撃に特化した改良を施されたジムだ。
このインターセプトカスタムの最大の特徴は、背部に追加武装ユニット「フェロウ・ブースター」が装備可能な点にある。大型のブースターとミサイルを備えるフェロウ・ブースターを装着することで、航続距離の延長と火力アップが実現した。
両肩に重厚なフェロウ・ブースターを装着した姿は、とてもジムとは思えないほどのボリューム感。メカメカしい大型ブースターを装備した時のフォルムとシルエットは、インパクトがある。
なお、このフェロウ・ブースターは、ガンダムの強化メカ「Gアーマー」の流れを組み、大気圏内での飛行用に開発が進んでいた「コルベット・ブースター」の設計コンセプトを流用して完成した。
急ぎ開発されたフェロウ・ブースターとインターセプトカスタムは、一年戦争の最終決戦となった「ア・バオア・クー攻略戦」にも投入されたという。


