「絶望級だった」『ファイナルファンタジー』シリーズ“最強の裏ボス”たち オズマにエメラルドウェポン、ルビーウェポンも…の画像
『FF1&2』『FF3』『FF4』『FF5』『FF6』『FF7』『FF7リメイク』(編集部撮影)

 1987年に第1作がファミコンで発売されて以来、いまだ多くのファンに愛され続けている名作ゲーム『ファイナルファンタジー』。本シリーズの魅力の1つに、「裏ボス」という強大な敵の存在がある。

 裏ボスとは、本編のストーリーとは関係なく、プレイヤーを待ち受けるもう1つの試練。クリア後、あるいは寄り道の先にて突如として現れ、「プレイヤーの強さ」を試してくる強力な敵キャラクターだ。

 彼らを倒すためには実力だけでなく、運や戦略なども問われる。今回は全シリーズでも特に凶悪だった“最強の裏ボス”たちを振り返ってみたい。

 

※本記事には作品の内容を含みます。

■見た目は「スーパーボール」なのに…

 まずは、『FF9』のオズマだ。出現場所はチョコボの空中庭園。ミニゲーム「ここほれ!チョコボ」で遊べる場所であり、まさかそんな平和な場所に裏ボスが潜んでいるとは誰も思わないだろう。

 外見はただの球体でまるでスーパーボールのようだが、その本性はプレイヤーを絶望に叩き落とす“理不尽”そのものだった。

 通常攻撃は届かず、遠距離攻撃しか通用しない。さらに闇属性を吸収するため、うっかり闇攻撃を使えば逆効果になってしまう。

 放ってくる技も凶悪のひと言だ。「フレアスター」でレベル依存の全体ダメージ、「カーズ」で複数の状態異常を同時付与、「メテオ」で乱数次第では即全滅。極めつけは、ダメージを与えたと思えば「ケアルガ」での全回復……まさに何でもありだ。

 しかもATBゲージのたまりが異様に速く、攻撃の隙がない。それでも各地の精霊イベントを完遂すれば通常攻撃が通るようになり、闇吸収も無効化される救済措置がある。HPは5万強と思ったより低く、最大ダメージを連発できれば短期決着も可能だ。

 とはいえ、オズマ戦で最終的に必要なのは「運」。どれだけ完璧に準備しても、メテオの乱数1つで全滅することも珍しくない。

 勝利の瞬間には達成感が訪れるが、それ以上に「ようやく終わった……」という安堵を感じた。それほどまでに理不尽に思える強さだった。

■インターナショナル版で追加された理不尽ボス

 世界中のファンを魅了した『FF7』。発売から約30年が経とうとしている今もなお、その人気は衰えない。そのオリジナル版の後に発売された『インターナショナル版』では、「エメラルドウェポン」と「ルビーウェポン」というさらなる試練が追加された。

 まず「エメラルドウェポン」は、海底で遭遇する巨体のモンスターである。HPは驚異の100万。しかも水中戦のため、戦闘開始から20分以内に倒さなければ強制敗北というタイムリミット付きだ。

 代表技「エメラルドビッグバン」は、装着マテリアの数×1111の固定ダメージ。つまり、マテリアをつけすぎるほど被害が増えるという、やっかいな仕掛けである。

 対策は「せんすい」マテリアで時間制限を解除し、マテリア数を最小限にして短期決戦を狙うこと。撃破報酬の「アースハープ」は、全マスターマテリア3点セットと交換できる究極の勲章だった。

 一方の「ルビーウェポン」は、砂漠にそびえ立つ赤き巨人。戦闘開始直後はダメージ無効状態で、仲間を“アリ地獄”に引きずり込み、戦闘から除外する。これを防ぐにはあえて2人を戦闘不能にした状態で挑むという「逆転の発想」が必要だった。

 「ルビーの火炎」や「ルビーレイ」など、どの攻撃もやっかいで、一撃必殺級の威力。倒すと「デザートローズ」を入手でき、それをカームの老人に渡すと海チョコボがもらえる。もっとも、ここまで到達しているプレイヤーなら、大抵すでに海チョコボを持っているだろうが……。

 どちらの裏ボスも強敵であり、それぞれに苦労させられた思い出があるプレイヤーも多いだろう。

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