魅力的なアニメやドラマ、映画が多数配信されているプラットフォーム「Netflix(ネットフリックス)」。独占配信やオリジナル作品まで含めて多くの作品が並ぶが、候補が多すぎて何から見ればいいのか迷ってしまうことも多いだろう。
特に、直近で開催されたWBC視聴のために契約した人の中には、どのようなおすすめ作品があるか分からない人もいるかもしれない。
そこで今回は、Netflixで楽しめる「アニメ作品」のなかから、独自の世界観や完成度の高さで強い支持を集める作品を4作ピックアップ。いずれもNetflixでしか楽しめない作品のため、解約する前に一度観ておく価値は十分。感動作から近未来SFまで、各作品の見どころや高く評価されている理由を紐解いていこう。
※本記事は各作品の内容を含みます。
■配信から劇場へ!異例のヒットを記録した『超かぐや姫!』
最初に挙げたいのは、2026年1月からNetflixで世界独占配信中の『超かぐや姫!』。古典の「竹取物語」を踏襲しつつ、仮想空間、ライバー活動といった現代のトレンドを組み込んだ長編アニメ映画である。
物語は、月から逃げてきた少女・かぐやと出会った高校生の彩葉が、仮想空間「ツクヨミ」におけるかぐやの配信活動をサポートするところからはじまる。作中では、ボカロP・ryoさんの『ワールドイズマイン』や、BUMP OF CHICKENの『ray』など、音楽ファン、ニコニコ動画ファンにとってもなじみ深い楽曲が登場し、キャラたちによるライブシーンも見どころ。
現代ではVTuberや配信者文化が一般的になったこともあり、若い世代にとって入りやすく、なじみのない世代にとっては今昔のネット文化を比較しながら楽しめる作品である。
同作が配信された翌日には、Netflix国内の「今日の映画TOP10」で1位を獲得し、XトレンドやYahoo!検索急上昇でも上位にランクイン。その大反響を受け、配信作品としてスタートしたにもかかわらず、劇場上映を敢行するという異例の展開を見せた。その後、公開時期の延長および上映館数が拡大しており、興行収入は10億円を突破している。
音楽アニメとしても、SFとしても、青春群像劇としても楽しめる本作。序盤から張り巡らされた伏線を回収するなかでたどり着く、『超かぐや姫!』が意味する部分にも注目しながら見てほしい。
■大人が泣けるアニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』シリーズ
次に挙げるのは、感動アニメとして多くの人々の記憶に刻まれた『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』シリーズ。Netflixではテレビシリーズ13話に加えて、スペシャル、外伝、劇場版、総集編が独占配信されている。
物語は、戦争しか知らずに生きてきた元軍人の少女・ヴァイオレットが、手紙を代筆する「自動手記人形」として働きながら、人の感情と「愛してる」の意味を学んでいくストーリー。
京都アニメーションによる映像の美しさもさることながら、ヴァイオレットの感情の変化が非常に丁寧に表現されており、最初は相手の感情や気持ちを汲み取れなかった彼女が、人々との出会いや別れを通して成長していく様が描かれている。
1話完結のエピソードが多く、失恋や喪失、後悔といった複雑な感情に向き合う登場人物たちの姿に心を打たれるはずだ。
なお、『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は東京アニメアワードフェスティバルや日本アカデミー賞などで、数々の受賞歴を誇り、興行収入約21億円のヒットを記録。
その人気は世界にまで広がり、「こんなに儚いのに美しい」「ポップコーンじゃなくて、ティッシュをお供にするべきだね」と、作品を絶賛する海外勢の声も多い。
感動作を探している人はもちろん、それ以上に「言葉が人をどう動かすか」「愛とは何か」といった同作の根底に流れるテーマは、年齢を重ねるほど深く刺さるだろう。


