■少女に転生した「ジンの弟子」の実力は?

 カイトは念能力者として5本の指に入るジン=フリークスの弟子であり、キメラアント編では兵隊蟻との実戦形式でゴンとキルアを鍛えたプロハンターだ。具現化系の念能力者で、ランダムで9種類の武器を具現化する「クレイジースロット」という能力を使う。

 作中で確認できた武器は銃と鎌、ロッドの3種類であり、キメラアントの師団長ユンジュやハギャ隊の兵隊蟻を一蹴した。しかし念を使う相手との戦闘描写はネフェルピトー戦のみであり、その戦いでカイトは命を落としてしまった。

 ただし、ネフェルピトーはネテロ会長ですら「ワシより強くねー?」と評価するほどの猛者であり、カイトが負けたのは仕方ないだろう。それほどの相手にかすり傷とはいえ、出血するほどのダメージを与えたのだから、カイトの戦闘力は相当高いと考えられる。

 だが、それだけなら強さはネフェルピトー以下……という評価に落ち着くところだが、カイトは命を落とした後に、キメラアントの女王から生まれた少女に転生を果たした。

 ファンからは「カイトちゃん」などと呼ばれている赤毛の少女。「冨樫義博展 -PUZZLE-」で公開された通称「冨樫メモ」によれば、カイトの念能力は「(具現化系)→消失」と記載されていた。つまりゴンと同じように、現在のカイトは念能力を使えない状態だと考えられる。

 ただし、彼女はカイトとして生きていた時の記憶を持っており、再び念能力を習得する可能性は高いはず。キメラ=アントの血を引き、カイトの知識を有する赤毛の少女は、再び「クレイジースロット」を手にするのか、それともまったく別の念能力が使えるようになるのかは分からない。しかし、いずれにせよ、とんでもないバケモノに成長する可能性を秘めた逸材と言わざるを得ない。


 『HUNTER×HUNTER』の最新エピソードでは、カキン帝国の王位継承戦がクライマックスを迎えている。もちろん連載が再開されたらそちらの展開も気になるところだが、いまだ真の能力が読めない陰の実力者たちが活躍するストーリーも早く見てみたいところである。

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