■宇宙に浮かぶ「禍々しい結晶」

 OVA『GUNDAM_EVOLVE../9』には、「ゲミヌス」という巨大可変MAが登場。正八面体のMA形態と、かろうじて人型に見えるMS形態を持つ、宇宙世紀0087年にティターンズが試作した機体だ。

 特にゲミヌスの正八面体のMA形態は『新世紀エヴァンゲリオン』に登場する第5使徒「ラミエル」を彷彿させるフォルムで、視聴者に衝撃を与えた。

 『週刊 ガンダム・モビルスーツ・バイブル 78号』(デアゴスティーニ・ジャパン)によれば、不安定な強化人間によるワンマンオペレーションに頼らざるを得なかった「サイコガンダム」に比べ、複数のニュータイプ(及び強化人間)が搭乗可能なゲミヌスは安定運用の面で優れていたという。

 ゲミヌスの巨体には、無数のメガ粒子砲と「ハスター」と呼ばれる遠隔攻撃端末まで搭載。機体下部に内蔵した大型メガ粒子砲は、衛星軌道上から地上を狙い撃てるほどの、とてつもない威力を誇る。

 劇中ではカラバの「Zガンダム」3機を相手に激闘を繰り広げたゲミヌス。サイコミュジャックによってZガンダム3号機P2型のパイロットから敵基地の位置情報を奪い、攻撃に利用する場面もあった。

 だが、そのZガンダム3号機に乗っていたユウリ・アジッサから逆にサイコミュジャックを受けてゲミヌスの頭部を破壊されると、そのまま機体は地球上に落下し爆散した。


 ガンダムシリーズに登場するMAたちは個性的なフォルムをした機体が目立つが、その中でも特に奇抜に感じた少々マイナーなMAを紹介した。シリーズを振り返ると、多種多様なMAの活躍が描かれているが、ガンダム好きの皆さんが「もっとも異様」と感じたMAはどの機体だろうか。

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