【人気女優が完璧再現した「ジャンプヒロイン」1】白石聖が魅せた「セーラー服の美少女」、可憐で勇敢な幼馴染『幽☆遊☆白書』雪村螢子の画像
『白石聖写真集 unveil』(宝島社)

 人気漫画の実写化には、常に高いハードルがつきまとう。とくに独自の世界観を持ち、超人的なキャラクターが数多く登場する『週刊少年ジャンプ』作品の実写化は、原作ファンの大きな期待も相まって一筋縄ではいかないだろう。ビジュアルやキャラクター像に少しでも違和感があれば、厳しい評価にさらされることも少なくないのだ。

 しかし、そのようなプレッシャーをものともせず、まるで原作からそのまま抜け出してきたかのような、圧倒的な再現度を誇るヒロインも存在する。実写化のクオリティが向上した背景にはCG技術の進化なども挙げられるが、何よりそのキャラクターになりきるため、緻密な役作りや過酷なアクションに挑んだ女優たちの並々ならぬ努力があったからに他ならない。

 そこで今回は、ジャンプ漫画の実写化作品において、見事なビジュアルと演技でファンを魅了した実力派女優たちを複数回にわたって紹介していく。

(第1回/全5回)

※本記事には各作品の内容を含みます

■過酷な“絞め技”で体現した芯の強さ…『幽☆遊☆白書』雪村螢子役:白石聖

 1990年から4年間にわたり連載された、冨樫義博さんによる大ヒット漫画『幽☆遊☆白書』。人間界、魔界、霊界が交錯する壮大な世界観を持つ本作は、2023年12月にNetflixシリーズとして世界初の実写ドラマ化を果たした。

 北村匠海さん演じる主人公・浦飯幽助をはじめとする豪華キャストと、世界最高峰のVFX技術の結集が話題を呼んだ本作。その中で、ヒロインの雪村螢子役に抜擢されたのが白石聖さんだ。

 螢子は不良として恐れられる幽助の世話を焼く幼馴染であり、実家の食堂を手伝うしっかり者だ。白石さん自身も螢子について“勇敢で芯があり、幽助のことを深く信用している女の子”と分析し、その透明感と強い意志を感じさせる瞳で、幽助を信じ待ち続ける「正統派ヒロイン」としての姿を、見事に体現した。

 ちなみに原作漫画における螢子のヘアスタイルは、全体的にボリュームのあるボブヘアーである。実写版でも白石さんは、段差のない重みのある髪型で原作を彷彿させるノスタルジックなヘアスタイルを再現している。

 妖怪たちの激しいバトルが繰り広げられる『幽☆遊☆白書』の世界では、ヒロインもただ守られているだけの存在ではない。白石さんは本作の役作りにあたり、思いがけない過酷な挑戦をすることになった。

 彼女の稽古は、螢子が“絞め技”をかけるアクションシーンからスタートしたという。慣れないアクションの代償は大きく、撮影中は毎日ひどい筋肉痛に悩まされたそうだ。現場に常駐するマッサージスタッフのケアを受けながら、“こんなに筋って痛くなるんだ”と自身も驚くほど、文字通り身を削って撮影に挑んでいたのである。

 このほか、白石さんが印象深いシーンとして挙げていたのが、見上愛さん演じる氷女の妖怪・雪菜と共に逃げる場面だ。このシーンでは、2人の間に友情が芽生えるドラマチックな展開が描かれている。

 廃墟から脱出する緊迫したシーンでは、螢子が誤って仲間の桑原和真に思い切り“腹パン”を食らわせるコミカルな一幕もあるが、これまでのトレーニングの成果が発揮された迫力のあるシーンとなっている。

 持ち前の清楚なビジュアルで螢子の可憐さを再現するだけでなく、激しい筋肉痛に耐えながらヒロインの“勇敢さ”をアクションで泥臭く演じきった白石さん。圧倒的なスケールで描かれた実写版『幽☆遊☆白書』において、彼女の体を張った熱演は、作品に確かなリアリティをもたらしたのである。

 

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