『キャプテン翼』SGGK若林源三「まさかの失点シーン」なんと石崎にもゴールを許していた!?の画像
キャプテン翼 DVD SET~小学生編 上巻~ (C)高橋陽一/集英社・2018キャプテン翼製作委員会

 世界的な人気を誇るサッカー漫画『キャプテン翼』において、最強の守護神として君臨するのが「S・G・G・K(スーパーグレートゴールキーパー)」こと若林源三だ。「ペナルティエリア(PA)外からのシュートは絶対に止める」という伝説を持ち、作中では鉄壁のセービングを何度も披露してきた。

 しかし、そんな若林も長い物語の中では、意外に多くの失点を喫している。今回は、漫画で描かれた主要な4つの大会(全日本少年サッカー大会、フランス国際ジュニアユース大会、ワールドユース世界選手権、マドリッド五輪)に絞り、若林の失点シーンを振り返ってみたい。

※本記事には作品の内容を含みます。

 

■1失点目は小学校時代

 若林の最初の大きな試練は、南葛SCとして出場した小学校時代の全国大会だ。

 若林は小学5年生時、修哲小単独チームで出場した全国大会で無失点優勝を成し遂げており、連覇がかかった6年時も県予選を無失点で突破するという異次元の実力を誇っていた。しかし、本選を前に足首を負傷。出場は決勝の明和FC戦のみとなる。

 注目の1失点目は、この決勝戦の前半に訪れてしまう。明和FCの天才ストライカー・日向小次郎は、自身の実力を示すためにPA外からのゴールに固執していた。しかし、年下の沢田タケシに指摘されて己を省み、勝利のためにガムシャラなプレーを選択。若林が弾いたこぼれ球に対し、執念のダイビングヘッドでゴールを割った。

 さらに後半、ケガが再発して踏ん張りがきかない状況で、再び日向にゴールを決められる。とはいえ、いずれもPA内からのゴールで、クリアできなかったり、キーパーと1対1の状況になったりと、DF陣に隙があったといわざるを得ない状況での失点だった。

■ドイツの若き皇帝との戦い

 その後、若林はドイツへと渡りハンブルグのチームに入団。そのため中学生編ではほとんど出番がないが、舞台がフランス国際ジュニアユース大会へと移ると再び姿を見せる。

 この大会で、若林は見上辰夫監督の頼みで代表強化のための「憎まれ役」を引き受けた経緯があり、準決勝までは若島津健が正GKを務めた。しかし、その若島津の負傷によって急遽出番が回り、若林は決勝の西ドイツ戦で出場を果たす。

 相手はハンブルグのチームメイトでもある「若き皇帝」ことカール・ハインツ・シュナイダーだ。この試合で若林は2失点を喫してしまうが、1点目は味方をブラインドに利用したシュナイダーの技ありのファイヤーショット、2点目は至近距離からカーブをかけたノンファイヤーである。

 練習時は若林から「2分の1の確率」でPA外からのゴールを奪っていたというシュナイダーだが、本番に強い若林の前では練習のようにはいかず、極限まで工夫を凝らし、ようやくネットを揺らしたという印象だった。

  1. 1
  2. 2
  3. 3