■30年越しの「たったひとつの冴えたやり方」
アスカはこの数多くの「リテイク」の中で自身の幸せを探していくのだが、最終的に彼女自身が選んだ「選択」に、30年越しの思いが昇華したという人も多かった。
アスカの選択の後には、お決まりの黒い背景に白抜きの明朝体で「第27話 たったひとつの冴えたやり方」と今回のストーリーにぴったりの副題がつく。これはジェイムズ・ティプトリー・Jr.による往年の人気短編SF小説のタイトルだ。
アスカを補完するような、救いがあるストーリーにファンは「30年越しの尊さに涙が止まらない」「アスカが感情豊かに喋ってる姿を見られるだけで幸せだ…としみじみ感じました」「シンジとアスカの対比がいいな」「惣流も式波も、誰がいようがいまいが自分の力で幸せになれるんだよ、と改めて想えたのがこの新作短編で一番嬉しいポイントだった」とSNSで大きな盛り上がりを見せていた。
令和のこの世において、惣流・アスカ・ラングレーが「なんかエモいわね」と今ふうの言葉を使うのも、まさに今このときをアスカが生きているようで、ジーンとくる気持ちになる。
今回の映像公開を機に、またも大きな話題を集めている『エヴァ』。2月のイベントではシリーズ構成・脚本にヨコオタロウ氏を起用した『エヴァンゲリオン』完全新作シリーズの制作が発表された。まだまだ我々の心は『エヴァ』から離れることは出来なさそうだ。


