■浮竹の過去がより詳しく
護廷十三隊十三番隊隊長を務める浮竹十四郎の過去について、漫画では数コマしか割かれていなかったが、その詳細がアニメの第29話で明らかになった。
浮竹は幼少期に肺病に患って死の淵をさまよったことがある。両親はそんな彼のため、土着神であるミミハギ様に必死に祈りを捧げた。すると、浮竹の肺にミミハギ様が取り憑くようなかたちとなり、一命を取り留める。
成長した浮竹は死神を養成する「真央霊術院」に入り、後の親友となる京楽春水と出会う。2人の交流もアニメでていねいに描かれ、ファンの間では驚きと喜びの声が上がった。また、浮竹の幼い弟や妹も登場し、彼らにもみくちゃにされる浮竹の姿は実にほほ笑ましい。
こうして浮竹の人間性がより深く掘り下げられたからこそ、彼が尸魂界の崩壊を食いとめるため自身を犠牲にする覚悟を決める場面が、より胸に突き刺さってくるのだ。
■激アツすぎ…石田の「滅却師完聖体」
最後に紹介したいのが、滅却師・石田雨竜の「滅却師完聖体(クインシー・フォルシュテンディッヒ)」の姿だ。これは原作には一度も登場しないまま、物語の完結を迎えることとなった。
滅却師はそれぞれが完聖体を持っており、これは死神でいう卍解のようなものである。石田はあのユーハバッハから実力を認められているので、一体どれほどの力を秘めているのか気になっていた。
それがアニメで披露されたのが第30話。主人公の黒崎一護たちが霊王宮でユーハバッハと相まみえた時、石田が一護の前に立ちふさがり、完聖体の姿となる。彼は無数の羽のような青い矢に囲まれ、それらを手の軽い動きだけで自由自在に操ってみせた。
ただ矢を放つだけでなく、それらを集めて檻を作ったり、巨大な矢を生み出したりと、攻撃手段は実に多彩。おまけにそれぞれの小さな矢が、見かけによらず高い威力を持つのだから恐ろしい。
石田と一護の力がぶつかり合い、青とオレンジの光が画面いっぱいに広がる光景は圧巻だった。原作には一切ない展開なので驚かされたが、このまさかの対決に歓喜した原作ファンは多いことだろう。
アニメ版の「千年決戦篇」は、こうしたアニオリ描写があるからこそ、原作漫画をあらためて読み返して比較してみたくなる。これから始まる続編でも描かれるであろう追加シーンが、今から楽しみだ。
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