■迫力あるバトルに釘付け! 暴れまわる巨大怪獣の格闘シーンに熱くなった『ゴジラ 怪獣大決戦』
1994年12月に東宝から発売された『ゴジラ 怪獣大決戦』は、スーファミにおけるゴジラゲームの2作目にあたる対戦格闘ゲームである。
プレイヤーはゴジラをはじめ、モスラやキングギドラ、ビオランテといったゴジラ好きにはおなじみの人気怪獣たちを選択し、操作することができる。
各怪獣には通常攻撃のほか、それぞれ固有の技が存在。十字キーとボタンの組み合わせにより、接近戦の組み技や強力な必殺技を繰り出すことが可能だ。
本作の特徴的なシステムとして「怒号ゲージ」がある。攻撃を受け続けることでこのゲージが溜まっていき、最大になると怒った怪獣は超必殺技を放つことができる。たとえばゴジラの場合、必殺技として「放射火炎」や「ハンマーフック」など4種類が用意されており、超必殺技として「ウラニュウム・放射熱線」を浴びせることができる。
キングギドラとビオランテの圧倒的な巨大表現は見事で、常に怪獣の尻尾が揺れ動いていたりと、細かな描写が妙にリアルで迫力満点だった。
また、モスラが空中を舞いながら戦う原作設定が忠実に再現されている点も、ファンにとっては嬉しいポイント。羽のグラフィックと滑らかな羽ばたきのアニメーションは、ただただ美しかった。
臨場感あふれるBGMも素晴らしく、ゴジラのテーマはワクワク感が尽きないし、キングギドラのテーマには重厚感があって、プレイヤーの高揚感を煽る。これらの楽曲は暴れまわる怪獣たちの激しい格闘シーンに見事にマッチし、特撮好きのプレイヤーを熱中させてくれた。
こうした数々の要素が、特撮ファンの心を一気につかんだのである。
ハード性能の向上によりグラフィックが飛躍的に進化したスーファミの特撮ゲームは、いずれも非常に面白く、やり込み甲斐のある名作そろいだった。
今回紹介した作品たちが今もなお語り継がれるのは、制作陣の特撮に対する熱意や愛情があったからにほかならない。だからこそ、我々特撮ファンも心から夢中になれたのだろう。


