『SDザ・グレイトバトル 新たなる挑戦』に『ウルトラマン』、『ゴジラ 怪獣大決戦』も! 特撮ファンを魅了した「スーパーファミコンの神ゲー」の画像
スーパーファミコン用ソフト『ゴジラ 怪獣大決戦』(C)1994 TOHO-TOHO EIGA (C)1994 CO.,LTD.

 スーパーファミコン(以下:スーファミ)の歴史をあらためて振り返ってみると、『ザ・グレイトバトル』シリーズや『ウルトラマン』など、特撮作品をモチーフにした「神ゲー」が数多く存在する。

 特撮モチーフのゲームはファミコン時代から存在していたが、ゲームハードの性能向上により、スーファミ版はグラフィックやサウンド面が劇的に進化。当時の特撮ファンを大いに魅了した。

 今回は、これらの特撮作品をモチーフにしたスーファミの「神ゲー」が、なぜファンの心に刺さったのか、その魅力を紹介していこう。

 

※本記事には各作品の内容を含みます。

 

■ヒーローそろい踏みにレアキャラまで登場! 軽快なBGMとボスキャラの迫力にしびれた『SDザ・グレイトバトル 新たなる挑戦』

 1990年12月にバンプレストから発売されたのが、『ザ・グレイトバトル』シリーズの記念すべき第1作目となる『SDザ・グレイトバトル 新たなる挑戦』だ。ストーリーは、ファミコンで発売された『SDヒーロー総決戦 倒せ!悪の軍団』から続くものとなっている。

 本作は、飛び道具を駆使するアクションシューティングゲームで、プレイヤーはウルトラマン、仮面ライダー、ガンダムを操作し、悪の帝王・ダークブレインに囚われた仲間を救出していく。道中で救出したウルトラマンタロウや仮面ライダーV3といった仲間は、新たなプレイアブルキャラクターとして使用可能になる。

 スーファミならではの美麗なグラフィックで描かれるステージは見事で、ザクやドムといった敵キャラも臨場感たっぷりに表現されている。さらに、軽快で秀逸なBGMも本作の評価を高める要素の1つで、オリジナルの楽曲にアレンジを加えたメロディーはいずれも素晴らしい出来栄えだった。

 ステージの道中では、いつでも操作キャラを切り替えられるため、プレイヤーは自分の好きなキャラで攻略を進めることができる。これは当時としては斬新なシステムだった。

 さらに特筆すべきは、コアな特撮ファンの心をくすぐるキャラクター選定だろう。ステージ1ではバルタン星人が登場し、ボスはなんとあのゼットンだ。SDキャラながら巨大な姿に描かれており、リアルな迫力に思わず手に汗握ってしまう。原作同様、しっかりバリアーを張ってくるため、ここはやはりウルトラマンで撃破する展開に燃えたものだ。

 ちなみにゲーム内のウルトラマンは、通常攻撃が「スペシウム光線」、特殊攻撃が「八つ裂き光輪」だ。八つ裂き光輪は、原作でゼットンのバリアーに粉砕された因縁の技であり、多くの特撮ファンなら絶対にこれで雪辱を果たそうとしたことだろう。原作では『帰ってきたウルトラマン』に再登場したように、ゲーム内でもゼットンが再びボスキャラとして登場するのも熱かった。

 『仮面ライダー』シリーズからは、お助けキャラとしてモグラ獣人が登場する。仮面ライダーアマゾンが登場しないのは残念だったが、原作で悲しい結末を迎える人気怪人であるモグラ獣人の選出は、制作陣のこだわりが感じられる見事なチョイスだった。

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