原作ファンがニヤリ…『スパロボ』だから実現した「驚きのオリジナル展開」 アニメでは絶対見られない「カミーユ&ジェリドの和解」に「ショウ&シオンの邂逅」も…の画像
PS4版『スーパーロボット大戦30』(バンダイナムコエンターテインメント)

 数多くのロボットアニメが一堂に会し、それぞれのストーリーが複雑に交差する戦略シミュレーションゲーム『スーパーロボット大戦』シリーズ(バンダイナムコエンターテインメント)。特に、新規参戦タイトルのストーリーが中心になることが多く、原作を知っているファンからすると、思わずニヤリとさせられる演出や描写も多い。

 では、『スパロボ』シリーズの常連となったタイトルにアツい展開はないのかというと、もちろんそんなことはない。『スパロボ』オリジナルの意外なストーリーが展開され、「マジか!」と声をあげてしまうこともある。

 そこで今回は『スパロボ』だからこそ実現した「まさかの展開」をピックアップ。具体的なシーンとともに振り返ってみたい。

※本記事には各作品の内容を含みます。

■絶対に出会うはずのない2人が「まさかの遭遇」

 最初に紹介したいのは『スパロボ』内で描かれた『聖戦士ダンバイン』のショウ・ザマと、『New Story of Aura Battler DUNBINE』のシオン・ザバの出会いだ。この2作品を知っている人ならば、強烈な違和感を覚えることだろう。

 なぜならシオンの正体は、ショウの転生した姿。本来であれば絶対に出会うはずのない2人なのだ。

 そんな2人の出会いは『スーパーロボット大戦Y』で描かれ、主人公たちがバイストン・ウェルに召喚された際に実現している。そこはショウの知るバイストン・ウェルではなく、700年後の世界だった。つまりシオンが生きる世界であり、シオンはレムルを救出するために彼らと同行。だがショウとは何かと衝突することになる。

 当初、仲が悪かった理由は、ショウとシオンの魂が同じだからであり、2人が徐々に成長し、お互いに聖戦士として強くなっていくという激アツの展開が描かれたのである。

■壮絶な死闘を繰り広げた宿敵同士が「まさかの和解」

 『スーパーロボット大戦V』では、カミーユとジェリドが和解するという衝撃展開が描かれてファンに衝撃を与えた。『機動戦士Zガンダム』の中で、互いに相容れることのできない宿敵として描かれた2人。ジェリドがカミーユの名前をからかったことで、『Zガンダム』の物語が大きく動き出したのは有名な話である。

 ジェリドの迂闊なひと言をきっかけに、カミーユはティターンズとの戦いに参加することになり、互いに大切な人を手にかけることとなる。ジェリドは友人や師にあたる存在、そして恋人を。カミーユは母親や戦友を失った。

 しかし、『スパロボV』では組織的な対立がなくなり、特定条件を満たすことでジェリドが仲間に加わる。しかも、そのときにカミーユとジェリドが対話するシーンがなかなかアツい。

 ジェリドは「俺は…自分のやってきたことを誰かに詫びるつもりはない…。だが、カミーユ…。あの時、お前の名前をからかった事だけは詫びる」と素直に謝罪。するとカミーユも「中尉…。俺も…あの時、殴った事をお詫びします」と自身の非を認めて受け入れるのだ。

 絶対に相容れることのなかった宿敵同士が和解するという、まさに『スパロボ』ならではのIFの世界線に目頭が熱くなったシーンである。

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