「こんなところに…!?」アニメ『名探偵コナン』​実は“チョイ役”を演じていた大物声優の画像
(c)青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996

 青山剛昌さんによる漫画を原作とするアニメ『名探偵コナン』(小学館)は、今年で放送開始から30周年という節目を迎えた。2月20日からは、東京ドームシティ プリズムホールにてTVアニメ『名探偵コナン』展も開催されており、さまざまな形で盛り上がりを見せている。

 本アニメには多くのスタッフが携わってきたが、その成功は声優陣の力なくしてはあり得なかっただろう。彼らの声がキャラクターに命を吹き込むことで、一人ひとりがよりいっそう魅力的な存在へと昇華されているのだ。

 ベテランから若手まで、幅広い世代の声優が参加している本作では、長い歴史の中で「あの大物声優がこんな役を!?」と驚かされることも多い。そこで今回は、アニメ『名探偵コナン』に意外な役で出演した大物声優を、その役どころとともに紹介していこう。

 

※本記事には作品の内容を含みます 

■一瞬気付かなかった…野沢雅子

 現役のレジェンド声優といえば、野沢雅子さんの名を挙げる人は多いだろう。『ドラゴンボール』シリーズで孫悟空、孫悟飯、孫悟天の声を担当していることは、あまりにも有名だ。

 そんな野沢さんは、本作で二度、サブキャラクターを演じている。最初は第219話「集められた名探偵!工藤新一VS怪盗キッド」に登場した千間降代。老婆の名探偵というだけでも異色なのに、同時に事件の犯人でもあった人物だ。どこかつかみどころのないお婆さんといった雰囲気で、初登場時からただ者ではない雰囲気を醸し出していた。 

 二度目の登場は、第652~655話「毒と幻のデザイン」の若松芹香だ。こちらは被害者だったため出番は限られるものの、セリフ自体は多め。そのため、彼女が話すたびに「この声、どこかで聞き覚えが……」と首をひねってしまった。エンディングのキャストクレジットを見て、ようやく合点がいったものだ。

 野沢さんといえば、やはり悟空に代表される元気な男性キャラクターのイメージが強い。だからこそ、本作で老婆や中年女性といった“普通の女性”を演じていたのは新鮮だった。

■シュールすぎるギャグ回に登場!田中真弓

 次に紹介するのは、野沢さんの盟友ともいえる田中真弓さんだ。尾田栄一郎さんによる『ONE PIECE』(集英社)のアニメ版で、主人公のモンキー・D・ルフィを演じていることでおなじみである。

 田中さんは少年の役を演じることが多く、女性キャラクターを担当する機会は多くない。そんな彼女は、第943話「東京婆ールズコレクション」で毒島豊子という女性を演じている。

 毒島は、もんじゃ焼きに入れられたキャベツの芯で窒息しかけた被害者、という変わった役どころ。この説明だけでもわかる通り、エピソード全体がシュールなギャグ回であり、事件そのものも毒島が仕組んだ狂言だった。

 毒島は終始ハイテンションかつ芝居がかった振る舞いで、主人公・江戸川コナンをも翻弄する。その突拍子もない言動になぜか説得力が感じられるのは、やはり彼女の声に宿るパワーゆえだろうか。ごく普通のお婆さんでありながら、圧倒的な存在感を放っているのが面白かった。

  1. 1
  2. 2
  3. 3