■ 13年ぶりの再会が映し出す2人の関係性
満を持して実現した再共演。ファンの目から見ても、この2人が同じ画面に並ぶと、不思議なほどの安定感と説得力が生まれるのを感じるのではないだろうか。大学時代からの友人という設定にも全く違和感がなく、長い時間を共有してきた者同士ならではの空気が、作中からごく自然に漂っている。
篠原さんは今作での再会にあたり、藤木直人さんの存在を“器の広い方”と表現しており、「藤木くんと一緒にやる時はいつも甘えて頼って、親しき戦友みたいな感覚です」と全幅の信頼を寄せていることを明かしている。
また、一方の藤木さんも、「涼子ちゃんと一緒にお芝居をすると、どこか前向きになれるというか楽しみが一つ増えるような気がします」とコメントしており、その言葉の端々から、長年の共演を経ても揺らぐことのない2人の信頼関係がうかがえる。
物語が進み、怜治の存在によってこずえが大きく変貌を遂げていくにつれ、佐伯の感情もまた穏やかではいられなくなるだろう。篠原さんと藤木さん、2人の掛け合いがどのような化学反応を見せるのか、本作における大きな見どころの1つとなることは間違いない。
かつての『ラスト・シンデレラ』で見せた、あの瑞々しくも軽妙なやり取りは、今も多くのドラマファンの心に刻まれている。
あれから13年。俳優として、表現者としてさらなる高みへと登り詰めた2人が、今作『パンチドランク・ウーマン』でどのような「大人の現在地」を見せてくれるのか。その演技を心ゆくまで堪能したい。


