『魔法少女まどか☆マギカ』狩野英孝の副音声「ついに見納め」 初見勢ならではの天然発言に共感、鋭い考察に唸るファンも!?の画像
狩野英孝 (C)ふたまん+

 2011年に放送されたTVアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』(以下、『まどマギ』)は、願いをかなえる代わりに魔法少女となった10代の女の子たちが、人類に害を及ぼす魔女と命をかけた戦いを繰り広げるダークファンタジー作品。

 同作はシリアスで予想のつかないストーリーと巧みに織り交ぜられた伏線によって、多くの視聴者を釘づけにした傑作で、次第に明らかになっていく真実と衝撃展開の連続に、放送当時、心を揺さぶられたファンは多い。

 その『まどマギ』のTVアニメシリーズ全12話を再編集し、2012年に公開された劇場版の前・後編をTV向けに再構成した『魔法少女まどか☆マギカ 始まりの物語/永遠の物語』TV Editionが、2025年10月から放送中。

 こちらのTVシリーズの放送にともない、お笑い芸人の狩野英孝さんによる副音声コメンタリーが実施され、「TVer」でも配信されている。

 『まどマギ』初鑑賞となる狩野さんが放つ率直なコメントは、ファンのあいだで「共感できる」「考察が鋭い」と話題に。今TVシリーズの最終回となる第11話の放送を目前に控え、これまで狩野さんが発した印象深いコメントをピックアップしつつ、とくに視聴者が共感したポイントを紹介していこう。

※本記事には『魔法少女まどか☆マギカ』の核心部分の内容を含みます。

■天然ボケとリアクションにキャスティングが秀逸と絶賛の声

 第1話で『まどか☆マギカ』の主人公が「鹿目まどか」だと知った狩野さんは、「マギカは誰なの?」と“マギカ"を探し始める。

 ちなみにタイトルの「マギカ(Magica)」はキャラクター名ではなく、ラテン語で「魔法」を意味する「Magicus(マジカス)」の女性形からきているとされており、初見だからこその天然ボケを炸裂させた。

 そしてまどかと同じクラスに転校してきた少女、暁美ほむらを見て「その子がマギカじゃない?  絶対マギカだよ」と大興奮。

 また小動物のような姿をした謎の生物「キュゥべえ」から持ちかけられた魔法少女の契約について、「魔法少女じゃなくたって人のためになる仕事なんかたくさんある。福祉とかさ」と真剣に回答する場面もあった。

 アニメ慣れしている人がスルーしがちな部分で、狩野さんらしい新鮮な反応を見せ、斬新でおもしろいコメントを連発。第2話にあった先輩魔法少女である巴マミが、魔女との戦いで頭をかじられて死ぬシーンでは、「マミさん…? えっ、えっ、えっ、なにこれ、ウソでしょ…、ウソでしょ…?」と大困惑した。

 数々のドッキリ番組で極上のリアクションを披露してきた狩野さんだけあって、マミの衝撃シーンでのリアクションも見応えがあった。

 このときの反応はSNSなどで大きな反響を呼び、狩野さんを副音声に選んだキャスティングが秀逸すぎるという声もあがり、一気に注目を集めることになる。

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