2025年10月9日から始まった「全世界“ガンダム”総選挙2025」。これは『ガンダム』シリーズの公式サイト「GUNDAM Official Website」にて開催中のイベントで、世界中のガンダムファンの投票によって全世界ランキングを決定するというもの。全世界ランキング、そして言語ごとのランキングの1位に選ばれたガンダムは、新規イラストが公開されるという。
1日1回「好きなガンダム」に投票できるシステムで、投票期間は2025年12月25日まで。この最終結果は2026年春に発表が予定されている。なお今回はあくまで「ガンダム」とされている機体のみが対象であり、「ザク」などは該当しない。
11月26日には、全世界ランキングの中間結果として現段階のトップ20が発表され、その結果に対するガンダムファンの喜びや悲しみの声がSNSを中心に広がった。
そのガンダム総選挙について、ガンダム好きの目線から中間結果を振り返っていきたい。
■中間結果「トップ20」には主役級のガンダムがそろい踏み!
中間結果のトップ20には、初代『機動戦士ガンダム』の主人公機「RX-78-2 ガンダム」から、2025年に放送されたテレビアニメ最新作『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)』の先行劇場版『Beginning』でほぼ主人公機だった「赤いガンダム」まで、新旧作品のガンダムがまんべんなく入り交じった印象を受けた。
宇宙世紀に含まれる作品からは「ガンダムMk-II(エゥーゴ仕様)」や「Zガンダム」「νガンダム」「フルアーマー・ユニコーンガンダム」「ガンダムF91」「∀ガンダム」「G-セルフ」といった王道の主人公機がランクイン。
一方、アナザーシリーズと呼ばれる宇宙世紀以外のガンダムシリーズからは「ゴッドガンダム」や「ウイングガンダムゼロ(EW)」「ガンダム・バルバトスルプスレクス」「ガンダム・エアリアル」「ガンダム・キャリバーン」など、やはり主人公機を中心に選ばれた。
とくに驚きだったのは『機動戦士ガンダムSEED』シリーズから20機中6機もランクインしていたこと。2024年公開の劇場版『FREEDOM』も大好評で、勢いがそのまま中間結果にも影響したと考えられる。
中でも「フリーダムガンダム」「ストライクフリーダムガンダム」「マイティストライクフリーダムガンダム」と、フリーダム系の機体が3体も入っていたことは見逃せない。
ちなみに『SEED』シリーズの監督を務める福田己津央氏は、自身のXにて「ストライクフリーダムとマイティストライクフリーダムは、合算してくれてもいいんじゃないかなぁ。なーんて思ってしまいます」と発信。票が分散した上での現状の結果を考えると、やはりストライクフリーダムは驚異的な人気機体であることが分かる。
逆に強化形態のバリエーションが多く、それらすべてが投票対象になっていた「ZZガンダム」(3形態)や「V2ガンダム」(4形態)は中間発表ではトップ20に入っておらず、「票が割れてしまったのでは……」というファンの声もあった。
個人的には現時点のトップ20に『ガンダム Gのレコンギスタ』から「G-セルフ」が入ったことはうれしいが、素の状態のG-セルフのみが投票対象だった。もし「パーフェクトパック装備型」が投票対象に含まれていたら票は分散したのだろうか……と少々複雑な思いを抱いた。


