■特殊なギミックに悩まされる『FF9』ダンタリアン

 最後に紹介するのは『FF9』(2000年)のダンタリアンである。このモンスターはただ強いだけでなく、特殊なギミックがあり、そのからくりに気づかないといつまでたっても倒せない。

 ダンタリアンはアレクサンドリア城の資料室に出現する本の姿をしたモンスターで、本が閉じた状態と開いた状態という2つの形態を持っている。

 出現時点では本が閉じた状態となっており、この状態では大ダメージを与える「かど」や、10カウント後に即死させる「死の宣告」などの攻撃を繰り出す。加えて防御力が異常なほど高く、物理攻撃でも魔法攻撃でもほとんどダメージを与えられない。

 与えたダメージが150以上になれば本が開いた状態となり、ダンタリアンの本体が姿を現す。この状態になって、ようやくある程度のダメージを与えられるようになる。

 だが、開いた状態のときに通常攻撃をすると、本はすぐに閉じてしまう。そのため、本が開いたら魔法で攻撃するのが攻略の鍵なのだが、初見時にそのギミックに気付くのは難しく、多くのプレイヤーが「本体が現れてもすぐに閉じてしまう」と嘆いたことだろう。

 ギミックさえわかってしまえばなんとかなる相手ではあるが、作中にヒントはなく、自分で見つけるしかないので、気づくまで何度もやられたプレイヤーもいるはずだ。

 

 今回は、FFシリーズのいろいろなタイプの「初見殺しモンスター」を紹介してきた。こうして振り返ってみると、初見殺しにも幅広いタイプがあることに気づかされる。

 いろいろなタイプの強敵に痛い目に合わされてきたことで、プレイヤーはどんどん成長していくのかもしれない。次のシリーズではどのような初見殺しのワナを仕掛けてくるのか、楽しみなのは筆者だけではないだろう。

  1. 1
  2. 2