■宇宙のアウトローが大暴れ!『銀河特急ミルキー☆サブウェイ』
最後の作品は、3DCGクリエイター・亀山陽平さんによるアニメ『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ』。1話3分半という短尺ながら、魅力的なキャラクター、軽快なテンポ、エッジの効いたセリフ回しがたちまち話題となり、YouTube公式チャンネルの総再生回数は2025年11月時点で1億4700万再生を突破している。
亀山さんが卒業制作で作ったアニメ『ミルキー☆ハイウェイ』の続編として描かれ、TOKYO MXおよび公式YouTubeチャンネルにて全12話が放送。銀河連邦の広大な宇宙を舞台に、強化人間のチハルとサイボーグのマキナたちが思わぬ事件に巻き込まれながら、突如暴走を始めた巨大列車ミルキー☆サブウェイの秘密に迫っていく物語だ。
アクションは軽快なテンポで繰り広げられ、美麗な3DCGで造形されたキャラクターたちは、元ヤンキーの警官や暴走族、軍隊出身のサイボーグや強化人間などバラエティ豊か。矢継ぎ早に進む会話劇はギャグ要素や風刺もふんだんに取り入れられ、3分半の中で一瞬たりとも飽きさせる時間を作らない構成は、超令和的なアニメともいえる。
一方で、3分半という短さゆえに深掘りされていない部分も多く、その“想像の余白”が絶妙なバランスで残されている点も、本作が放送終了後も支持され続けている理由の一つだ。早くも「2025年のベストアニメ」という声もあり、「2期はまだですか?」「わがまま言わないからあと48話くらいやってほしい」「こんなに短いのにこんなにハマるなんて…」と、SNSやYouTubeのコメント欄も大きな盛況を見せている。
なお、本作は現在、全12話の再編集分と新パートを追加した劇場版の公開が予定されているが、正式な続編に関するアナウンスはまだない状態。時期や詳細もまだ決まっていないため、続報を待ちたいところだ。
ジャンルは違えど、それぞれが強い余韻と語りたくなる魅力を残した夏アニメ。放送後も話題は途切れず、物語やキャラクターへの期待と関心はとどまることを知らない。これらの熱量が、今後どのような形で返ってくるのか。静かに見届けていきたい。


